―――――現実では敵わない相手ならば、想像の中で勝て。
自身が勝てないのならば、勝てるモノを幻想しろ。
言われてみればそんなのは当たり前だ。
俺に出来るのはそんなことしかない。
ならば作れ。誰にも負けない自分を。
難しい筈はない。不可能なことでもない。元よりこの身は。
ただそれだけに特化した魔術回路――――――!
「な―――、あれはシロウの…!?」
茫然としたセイバーの視線の先には俺の右腕がある。
俺ではなくこの右腕に意志があるのか、黄金の剣は吸い込まれるように、巨人の腕を切断した。
全身の血が逆流する。そんなのは当たり前だ。剣はだたの模造品。俺が投影したのは、俺には物理的にありえないこの筋肉なのだから。
だが、そんなものには何の関心も持ち得ない。
剣が折れた。右腕も戻った。ならもう一度作り直せばいい。今度は、俺の右腕に耐えうるだけの剣を。あの巨人を倒せるだけの上腕二等筋を。
「オオオオオオオォォォ!!」
巨人が咆哮する。
そんなものに意識を割いてはいけない。そんなことはどうでもいい。
あの巨人を真っ二つにできるこの力があれば、目前には勝機がある。
ならば、万に一つの狂いも妥協も許されない。
臆に一つでも俺の筋力を無駄にしない、限りなく流動的に力を注げるための道具と、右腕の筋肉を!
「――――投影、開始」
創造の理念を鑑定し、
基本となる骨子を想定し、
構成された血肉を複製し、
製作に及ぶ技術を摸倣し、
成長に至る経験に共感し、
蓄積された年月を再現し、
あらゆる筋トレを凌駕しつくし―――
「く、―――あ、ぁ、ああぁぁぁ!」
ここに幻想を結び、力を成す――――!
ごめん、さすがにそれは気持ち悪い。
こんにちは、西村です。
上のを書いてたら力を使い果たしました。
ポケモンダンジョン赤全クリしたぜ。買ったのは700円だったんで、コストパフォーマンスはなかなかよかった。
全クリ出来るまで進化できないってのはどうなのよ。と思わなくもないけど。