青年海外協力隊として南の島マダガスカルで2年間活動し、
2008年10月無事に日本に帰国。久々の日本でテンションが
上がり暴飲暴食の日々・・・。最近、ダイエットはじめました。
冷やし中華はじめました的なノリで。
現在は北海道の片田舎でプー生活を満喫しています。
履歴書の特技の欄に書けるくらいプーが得意です。
2008/8/16
「THE サカラバ祭!!夜の祭りの巻き」
マダガスカル共和国
ベルーに到着して早々、早速イザベルの親戚の家へ。
今回の旅行はホテル泊ではなく、マダ人の一般家庭に
お世話になることに。
そう、どっぷりサカラバ漬けです。
家族に挨拶をしてすぐ、水浴びをして祭り会場へ。家を出るとき
お母さんがお祭会場でのタブー(禁忌)を教えてくれた。
サンダルはだめ、女性はランバを巻かなくてはだめなどなど。
「それ以外にもいろいろあるかもしれないから、
向こうでちゃんと確かめるのよ!!」と念を押される。
祭り会場は市内から4kmくらい離れた川の上流にある。
多くは徒歩で30〜1時間かけて歩いて行くのだが、
川をエンジン付きのボートでのぼるコース(有料)、
手漕ぎのカヌーでのぼるコース(有料)もある。
もううす暗いし、とりあえずボートで向かった。
今晩の催し物は、キララキ。
ブログで何度も紹介しているが、マダガスカル西海岸といえば
とにかくキララキ。
みんなで一列になり前の人の踊りを真似てぐるぐるまわる。
この日のバンドはSAMONTA(サモンタ)。
以前、アナライバにも来た、今売り出し中の旬なバンド。
一日目からSAMONTAが見られるなんて、超ラッキー!!
と思いきや、2曲ほど聴いたところでオーディオの故障。
しばらく中断。
結局直らず、解散・撤収・・・。
しかたなく、その辺のブラブラすることに。
たくさんの屋台が立ち並び、
どこからこんなに人が集まったのだろうと不思議になるくらい
人間がうじゃうじゃしていた。
あちこちで若い女性と男性がいちゃいちゃ。
男はナンパに性を出し、女はナンパされるのを待つ。
こっちはイザベルと女2人きり。
男を連れてくるべきだった・・・と後悔してももう遅い。
行く道行く道で男が寄ってくる。
こっちの人のナンパはいたってシンプル。
すれ違いざまに体を触ってくるのである。
私はこういうの、好きじゃない。
みんな祭で浮き足立っているし、酔っている人も多い。
お祭だからしょうがない。
でも、すごく嫌な雰囲気だった。
途中、イザベルの男友達を発見。
歩き疲れたのもあってそこに座ることに。
男友達がいれば変な男は寄ってこないだろう。
しばらく話をしているうちに、その男友達が、
「ねぇ、ビールおごって」と。
カチ〜ン!!ときた。
怒りのピークだった。
祭の乱れた雰囲気のせいもあったかもしれない。
SAMONTAを2曲しか見られなかったせいかもしれない。
空腹だったせいもあるだろう。
なるべく落ち着いて、そして冷静に言い返した。
「恥ずかしくないの?女に物をねだって。」
静かな口調で、でも顔は引きつっていたと思う。
そんな私の気持ちなど無視し、男は答えた。
「恥ずかしくないよぉ〜」
しかも、ヘラヘラと。
はぁ〜?!恥ずかしくないだとーーーーー?!
てめぇ男だろうが!!
しっかも高校生のくせしてビールなんか飲むんじゃねぇーよ!!
このクソガキがぁーーーーーーーー!!!!
(注:心の叫び)
だめだ、ここで切れちゃ。
彼はイザベルの友達。きっと悪い人じゃない。
ちょっと試しにねだってみただけだろう。
グッと気持ちを抑えた。
ここが日本で、相手が日本人だったら
顔面パンチ食らわすとこだぞ。
心の中で泥を吐く。
ひとまず、その場を立ち去ることに。
またブラブラ歩いて、というか歩くしかすることがなく、
ちょっと買い食いして、気持ちを落ち着かせて帰ることにした。
帰りのボートを待っているとき、またさっきの男に会った。
でも、今度は何もねだってこなかった。
その代わり、男友達が増えていてやたらと話しかけてくる。
ナンパではなく、普通の会話だったので腹が立つこともなく
てきとーに会話してボートに乗って岐路に着いた。
出発間際にボートにとある団体が乗り込んできた。
そのうちの2〜3人は相当酔っていた。
最悪なのが1人。
なかなかボートに乗らず、走り回っている。
あほか、あいつ。
それを仲間がなんとか言いなだめ力ずくでボートに押し込んだ。
それでもおとなしくならない酔っ払い。
何度もボートから落ちそうになる。
それを仲間が必死で抑えるも、やつはもがく一方。
「なんで押さえつけんのよ!!」、興奮した酔っ払いは、
ガンッと天井のトタンをこぶしで思いっきり殴った。
その瞬間、押さえているほうの男の堪忍袋の緒が切れた。
「てめぇ〜飲みすぎなんだよ!!!」
狭いボートの上で乱闘が始まる。
ゆれる舟。
男達の怒鳴り声、女の笑い声、泣き叫ぶ子ども・・・
船上は大パニック。
私はすぐ舟の端に避難。
その団体はSAMONTA御一行。今日の主役。
私の大好きなキララキバンド・・・。
なのに、一気に冷めた。
乱闘騒ぎを背中に、
静かな水面にうつる月の光を眺めていた。
なんてきれいな月だろう。
日中は茶色く濁った川も、夜はただの濃紺色となり、
なにもか飲み込んでしまいそうなほど奥深い。
風はなく、水面はどこまでも穏やか。
なんだか泣きたくなった。
どうしてだろう。
嫌なものを見てしまったからかもしれない。
家について、すぐに就寝。
夜中の0時を回っていた。
まだ一日目。
投稿者: yuki
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