待ちに待ったマダガスカル独立記念日。
私にとっては最後にして、最大のイベント。
そう、「300人・デ・どっこいしょ」の本番!!
この日、会場にはムルンダバ郡のトップを始めとした
お偉いさん達、各省庁関係者、警察、憲兵などが一挙大集合。
またムルンダバの全学校、それプラス観客が大勢つめかけ、
一年で一番の盛り上がり!!
みんなで国家を斉唱し、その後各来賓の挨拶が続き、
そして今日のメイン、よさこいソーラン節を披露。
それまでざわついていた会場が、私達が整列した途端、
シーンとなった。
こんな大勢の前で踊るなんて、きっと一生で最後かもしれない。
緊張と興奮が入り混じり、心拍数は上がりっぱなし!
音楽開始と共に、拍手が湧き起こり、来賓は総立ちとなって
私達の踊りを食い入るように見はじめた。
観客の反応が観察できたのはそこまでで、
後はひたすら夢中で踊った。夢中で踊りつつも
後ろで踊っている子ども達が気になってしょうがない。
ちゃんと踊れているだろうか、左右間違えていないだろうか。
後ろをチラ見しつつ、でもなんだか今日の子ども達は
いつもと違い、堂々としていた。
顔は緊張しているのか、気合いが入っているのか、
練習とは全然違ってキリッと引き締まっていた。
さらに動きもピッタリ!!さすがマダ人、本番に強い!!
そんな子ども達を見ていたら、何か胸にグッと来るものがあって
踊りながらこの3ヶ月間が走馬灯にように頭の中を回り始めた。
4月、面倒くさいなぁと思いながらもはじめたソーラン練習。
朝5時半起きで毎週末ムルンダバに2時間かけて通ったこと、
にもかかわらず、1時間も2時間も待たされたこと、
待たされた挙句、練習をすっぽかされたこと、
整列に30分も40分もかかり、うんざりしたこと、
なかなか生徒が集まらないこと、
何度言っても右と左を間違える子、
疲れたと言ってサボる子、
やたら口答えする子、
途中で「もう帰ってやるーーー!!」と叫びたくなること度々。
でも、いつも子ども達の笑顔に支えられてきた。
街ですれちがえば「ドッコイショ!!」と声をかけてくれ
(どっこいしょを挨拶とでも思っているのだろうか・・・苦笑)
6月は学期末でテストが続く中、毎週末練習に通い、
どんなに疲れても帰りは笑顔で「ユキコ、また来週ね!」と
帰っていく。指導している私より、踊っている子ども達のほうが
断然疲れているはずなのに・・・。
踊りながらそんなことを思い出していたら、
私はなんだかとても幸せな気分になってきた。
そんな子ども達に囲まれながら、本当に楽しかった。
この時間がずっと続けばいいのにと思った。
でも、あっという間に時は過ぎ、気がついたらもう退場。
その後、もちろん子ども達は超笑顔!!
いやぁ〜、今日は120点満点でしょ!!
私はとってもデカイ思い出をもらってしまった。
こんなすごい思い出をもらってしまってよいのだろうか。
日本でこんなに感動することなかったし(忘れているだけ?)、
こんなに一つのことに熱中したのは久々だった。
この思い出は、一生忘れない。
忘れられない。