質的調査とは、一つの事例を深くかつ多面的に分析する方法。インタビューとかフォーカスグループディスカッション(FGD)やマッピングとかいうもの。量的調査は、統計数値的に分析できる方法。YES/NOで答えられる質問表や子どもの体重測定など。それを組み合わせたのがRAR(Rapid Assessment and Response)というもの。
今回研修では、学んだ調査法を元に実習をおこなった。調査対象は学生・売春婦・HIV陽性者グループ・HIVの検査機関に検査を受けに来た人・MSM(Men Sex with Men)=男性間でSEXをする人の5つのグループに分かれて、自分達で計画を立案(調査目的、調査方法など)し、実際に調査してきた。
私は売春婦グループ。調査場所はセネガルのとある病院。そこには性感染症を扱う外来があり、さらに売春婦専用の外来が存在する(さすがセネガル!)。そこに通っている売春婦を対象にインタビュー、FGD、マッピング調査を実施。なんと聞いてびっくり、平均年齢41歳、最高年齢は60歳を超えていた。熟女ぞろいでこっちがたじたじ・・・。まぁ。あらかじめこっちの調査実習の趣旨を病院スタッフに伝え、調査を受けてもいいという売春婦を選んでくれていたのでこういう熟女ぞろいになってしまったらしい。若い子はぶっちあけられないだろうし・・・。ということで、質問にはすんなり答えてくれたし、グループディスカッションも白熱!最後はみんなとハグをして終了しました。
セネガルでは売春婦は登録制。つまり、合法化されているということ。そのかわり、性感染症やHIVの検査が義務付けられており、年齢制限(21歳以上)もある。マダガスカルにはそんな制度があるのだろうか、ぜひ調べてみよう。でも、少なくとも私の村ではそんな登録カードの話を聞いたことがない。
今回調査した売春婦のコンドーム使用率は100%、すでにHIV/AIDSの知識も性感染症の知識もかね揃えていた。なぜって、この病院ではそういう教育を売春婦達にしているから。私たちの予想に反して理想通りの結果が出てしまい、ちょっと物足りなかった・・・。でも反対に、ちゃんとしたエイズ・性感染の教育を受けていれば売春婦達はコンドームを使うということ。やっぱり啓発は大切ってことだね。
そんなこんなで長いようで短い研修が終了しました。
来月には、今回学んだことをマダガスカルの隊員に還元するためのプレゼンテーションが予定されている。まだまだ(私の嫌いな)パソコン作業が続きます・・・。