今週の木曜日と金曜日、名古屋では通常の黄砂は報告されていません。が、ライダー(レーザーレーダー)で見ると、木曜日の昼頃から、金曜日の昼にかけて、上空3 - 5 km の高度を黄砂が通過しているのが見えます。
下の図は、4月19日の午後1時から翌日正午にかけて(横軸)の地上から高度12 kmにかけてのライダーのエコーで、黄砂や氷があると大きな値になる偏光解消度という量のプロットです。20日の午前には10 km付近の高度に氷の雲が現れてきています。地表には届かなくても、上空を黄砂が通過することが珍しくなく、と言いますか、季節を問わず年中見られます。我々はこのような黄砂を、“バックグランド黄砂”と名付けています。“黄砂” が主目的の観測ではありませんが、とても目立つので紹介しました。(しばた)
