本日より野外実習。3年目の苗代川窯跡群の測量調査である。
朝のうち,小雨がぱらついたが,昼すぎには晴れ上がる。しかし風が冷たく,少なくとも体感気温はとても低い。雨降りよりはなんぼかマシであるが。
今年の測量対象は,分布調査ではA03地点とした単室登窯跡=五本松窯跡である。下の写真からもわかるように,両側の窯壁が地上から観察できる。全長は約30m,堂平窯跡の規模に近い。
五本松窯は,『薩摩焼の研究』(1941)で17世紀中頃の窯と推定され,その後それが踏襲されていたが,近年,19世紀頃の窯ではないかという意見が出されている(詳細は2007/01/27-31の記事参照)。
今回の測量調査で,それに決着をつけられるかどうかはわからないが,本窯跡については,『東市来町郷土誌』(1983)に略測図が掲載されるのみなので,きちんとした測量図を作成することも,基礎データの蓄積として意味あることだと思っている。
また今回は,あかねださんのご協力を得て,窯跡の地下探査もあわせて実施することになった。ご多忙の中,ご来鹿いただき,心よりお礼申し上げたい。