2008/11/23

ポーランドひとり旅〜アウシュビッツ編〜  ポーランドぶらり

でもって、3日目。
ついに兼ねてから行ってみたかった場所のひとつ「アウシュビッツ強制収容所」へと出かけることができました。ポーランドに来た目的のほとんどがアウシュビッツだったのに、クラクフの町を見るのが楽しくて時間が経ってから訪れることになってしまいました…。

クラクフからバスで2時間ほどの、オシフィエンチムという町にあるアウシュビッツへ。
この日は余裕を持って早朝から出かけることにしました。これは私がワルシャワからクラクフ行きの電車に乗る際、列車の乗り場がまったく分からず駅の中を1時間近くさ迷った痛い経験に基づいての行動でした。

が…やはりともいうべきか。

アウシュビッツへはクラクフのバスターミナルからバスで1時間ほどで行けるらしいのですが、そのバス乗り場がどっこをどう探してもまったく見当たらねー!

人に尋ねてみても、ド下手な英語が祟ったのか、みんな首を傾げててんでばらばらの方向を指差すので、そのたびにあっちにいったりこっちにきたり…。
朝の6時にホテルを出たというのに、バスターミナルが分からず、クラクフの駅や町を2時間半もさ迷ってしまいました(涙)

もう半分べそをかきながら「電車で行こう」とプラットホームの階段を登ってみると、そこにようやくバスターミナルらしきものが!ちょうど発車寸前で、慌ててバスに待ってもらいようやく乗り込むことができました。バスターミナルは5分たらずの場所にあったっていうのによぉ…(涙)

で、バスでの道のりはなんと2時間近くもかかり、アウシュビッツについたころには10時をまわっておりました…。

朝6時に出たっていうのに、ちくしょう。

アウシュビッツにバスで到着すると、駐車場内にバスが停車します。そこからレンガ造りの建物に入っていって(入場料は無料)各自自由に回ることになります。売店に日本語のガイドブックが売られていたので購入して(4ズオチ。約160円くらい)早速回ることにしました。

クリックすると元のサイズで表示します
(アウシュビッツ正門)

「ARBEIT MACHT FREI(働けば自由になる)」と書かれた看板。「B」の字がよく見ると、逆になっているように見えます。これはこの看板を作らせられた人々の抵抗だったといわれているそうです…。

正門を入ると、レンガ造りの建物が数十棟ほど連なっていて、各建物がそれぞれテーマごとに分かれています。

誤解を招くような言い方になってしまうのですが、アウシュビッツを初めて見て正直「本当に虐殺が行われていたんだろうか」と思ってしまいました。

というのも、ここは建物自体がキレイで、博物館として整備されすぎているせいかもしれません…。

5号にある「犯罪証拠」という建物では、収容された人たちから取り上げた靴やカバンが、大きなガラスケースの中に埋まりきらないほど展示されていました。更に、収容された人たちの髪の毛で作った麻袋、メガネ、義足、クシ、食器、それから髪の毛、毒ガスの缶…。

ああ…。

これらがガラスケースの中いっぱいに埋め尽くされていて、見ていてなんともいえない気持ちになってしまいました。ここに展示されているものは、戦後に保管されていたもののほんの一部にすぎないだろうから、実際には言葉を失うほど多くのもので溢れかえっていたのだと思います。

そんな建物の中を一人で回っていると、途中からなんともいえない憂鬱な気分になってしまいました…。

建物によっては、真っ暗なままのものや(立ち牢やガス室など)人を察知すると自動的にライトがつく仕組みになっているところもあり、暗い建物に入った途端に電気がついて、思わず「ギャオス」と叫びそうになってしまいました。

クリックすると元のサイズで表示します

これは第10号と第11号の中庭には「死の壁」というブロック。この壁の前で、収容されていた人たちがたくさん銃殺されたそうです。横の建物の窓には木の板がくっついています。これは、収容されていた人たちが死刑執行が行われているのを見ないようにするための措置だったそうです…。

どの建物も保存状態が良く、ときどき聞こえる鳥のさえずりを聞いていると虐殺などとは程遠いイメージがしてしまいます。この日はポーランドの社会見学らしき小学生の団体と、あとはアメリカ人らしきツアーの団体さんぐらいで、あんまり人はいませんでした…。

「ああ…想像はしていたけれど…」

憂鬱さは晴れませんでしたが、ここまできたからにはビルケナウにいかなくてどうする!ということで、アウシュビッツから3キロほど離れた第二収容所の「ビルケナウ」へ。

ビルケナウまでは無料バスが出ているのですが、私の見終わった時間にちょうどバスが行ってしまったあとでした。

なんてこったい!

すると少々怪しげなタクシーのおじさんが「ビルケナウだろ?15ズオチで連れてってあげる」と声をかけてくるではないか。「う〜ん」たった3キロで15ズオチは高いけど、日本円に換算すると、ワンメーター程度か。これから一時間待つのもなぁ。メシを食べる気にもならないし…。

「やられたな」と思いつつも連れてってもらうことにしました。

そしてビルケナウに到着。

「アウシュビッツ」「強制収容所」というと、ビルケナウがモデルになっていることが多いと思います。

私もアウシュビッツというと、有名な正門と引込み線があるビルケナウの方をイメージしていました。(しかもドイツにあるんだと思っていた)アウシュビッツの数倍の面積(約53万坪)で、300棟以上のバラックがあります。

とにかく広大な敷地で、バラックのうち残っている22棟はアウシュビッツ同様、自由に見ることが出来ます。ここを見ていると、アウシュビッツとは比べ物にならないくらい環境が悪かったことが分かります…。

トイレは穴を掘っただけ、腐った藁が毛布で、ベッドは傾いている上に、コンクリートがむき出し状態でまるで馬小屋のよう(実際に馬小屋だったものを利用していたらしい)です。証拠隠滅のために破壊されたガス室、遺灰が捨てられた池など、今でも見ることができました。

ちょうどバスの時間になったので帰ることにしました。アウシュビッツからクラクフのバスの中でも「ず〜ん」と沈んだ気分になり…。ホテルに戻ってからは何をするにしても非常に憂鬱で悶々とした気分になってしまいました…。

でも、人生で訪れたい場所のひとつだったので(あの時見に行っておいて良かったなぁ)と思いました。ヒットラー個人の映画や本も含め、アウシュビッツが舞台の映画や小説を見てきて、人生で訪れたい場所のひとつだったので…。(ポーランドなんてしょっちゅう行ける近さじゃないしさぁ)

でもってこれから行こうとしている方や、興味のある方々に、ご参考までに!!

どちらの建物もじっくり見るのには少なくとも3,4時間はかかると思います。
ここを時間に拘束されたツアーで周るのは少々難しいような気がしました。というのも、1、2時間でアウシュビッツとビルケナウをサッと見てサッと帰るというのには、ちょっと無理がある場所かなぁと思うからです。

第二収容所のビルケナウもいれて、最低でも6,7時間は見ておいた方がいいと思います。なので、もし個人で行く場合は、一日を「アウシュビッツ・ビルケナウ」にとっておいたほうが無難だと思います。でもって、バスで来る際はガイドブックにある時間はあくまでも目安程度でスジェジュールを立てたほうがいいと思います。
駅から私のようにバスターミナルを2時間半さ迷う人はそんなにいないと思うのですが、クラクフのバスターミナルはちょっと…いえ、かなり分かりにくいです。

ガイドブックにはアウシュビッツまではクラクフから「約1時間30分」と書かれていることが多いですが、私のように行きに2時間、帰りに2時間30分かかることもあります(涙)

それと、ビルケナウ行の無料送迎バスの時間を入場前にチェックしておいて(レストランの前にバス停があります。私はそれを怠って白タクになってしまいました)帰りのクラクフ行きのバス時刻もメモっとくか、写真に一枚写しておけば安心かと思います。「時間には余裕を持って」今回の件で身を以て実感いたしました(涙)トホホ
0

2008/11/23

ポーランドひとり旅〜ぶらぶら町歩き〜  ポーランドぶらり

で、次の日以降はクラクフの町をブラブラ。冬場は14時頃から暗くなり16時には街灯がつくポーランド。

日が落ちるのがものすごく早いので、朝っぱらから行動しないと意味ないっス…。

クラクフをゆっくりできるのはこの日が最後だったので、お土産屋さんや露店をまわることにしました。

クリックすると元のサイズで表示します
お店で賑わう中央市場広場。織物会館は改装のためクローズしていたけれど、まわりには可愛いお土産屋やお店、露店がいっぱい〜。

クラクフ最後の夜は、ポーランド版餃子の「ピエロギ」を食べることに。ポーランド料理は肉がメインでおいしいのですが、かなりボリュームがあるので胃がだんだんもたれてきていました。

ピエロギは中にはチーズや野菜などが入っているものもありますが、肉よりは日本人のおなかに優しい食べ物だと聞いていたので、早速トライ。

「おおっ!まんま餃子やないけ!」

私が食べたお店のピエロギは、味が中華風だったので非常においしかったです。(ただ、出てきたパンと一緒には食べれませんでしたが)ウオッカも飲んで気分はサイコー。いぇい!いぇい!

べろんべろんに酔っ払ってホテルに戻りました〜。(よくぞ無事だった…)

次の日はまたもやワルシャワに移動。

事前に切符を買っておいたのと、バス乗り場で学習したことから、駅には3時間前に到着。駅前にある大きな店「ガレリアショッピングセンター」のベンチで時を過ごし、時間きっかりに移動することに成功しました。

が…。

電車の移動中は二日酔いのせいで頭がガンガン&ゲロゲロ。


移動中に景色を見る余裕がありませんでした。(これを世間では自業自得といいます)

ワルシャワに着いたのは19時ごろ。バスでホテルに移動してから、ワルシャワの町をぶらぶら食べたり飲んだりしながらホテルに戻りーので日本に到着しました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
んでもーって。
アウシュビッツ同様、ポーランドへ興味のある方やこれから行こうとしている方のためにご参考までに、旅行中感じたカルチャーショックを追記しておくことにします。※あくまでもノムラ目線で感じた感想です※

ポーランドに出かけると上から下までもれなく『ファッションチェック』の洗礼を受けることになりまーす☆

アジア人が珍しい土地柄なのか(実際アジア人はほとんど見かけない)どんな場所にいてもまるでファッションチェックを受けるが如く、全身なめるように見られましたぁ〜☆

最終日までくるとファッションチェックにも慣れてきましたが、あんまりにも見られるので「臭いニオイでも発しているのかしらぁ」とスメルチェックをしてしまったぐらいですぅ〜☆

…改めて「私は今外国人なんだなあ〜」と感じてしまいました…。

ポーランドには東洋人が少ないのでかなり目立ちやすいのです。いや、マジな話ですが、みんながみんなよそ者に優しいわけじゃなく、ポーランドに限らずもちろん日本だってそうですが、外国人に対して好意的ではない土地もたくさんあるので…。

まぁこのへんはいつか時が来ましたら改めて書かせてください(涙)。

電車や駅の位置、それからバスの乗り場は、どれもあっちこっちの方向にあったので理解するのに時間がかかりました…(汗)

ついでに、交通機関の監視や処罰は厳しく、トラムでは切符を買ったら直ぐに印字しないと罰金、ICなどの列車の移動では切符をなくしたとしても罰金を支払うはめになります。それから英語は駅でもあまり通じなくいので、切符を買うときは紙に書いたメモを見せた方が確実でーす。メモの英語も「?」な駅員さんもいたので、ポーランド語で書いたメモも作っておいたほうがいいと思いました…。
若い人には英語が通じたので、もし駅で乗り場など分からないことがあったら、駅員さんに聞くよりも、駅にいるいけめん男子や美女に聞いた方がいいかもしれません。(乗り場が分からなかった時に、いけめんお兄さんにとても親切に教えてもらいました☆ウフ)

もひとつカルチャー(!?)ショックだったのは、肌が異常に乾燥することです。

今まで旅行したヨーロッパの中でダントツっす!!
時期が冬場だったからかもしれませんが、旅行第一日目から肌がカサつきはじめ、日本に帰る頃には笑うこともできないぐらいに顔がひきつってバリバリに乾燥してしまいました。

ホテルにコップの入った水と洗濯物を干していたのですが、まったくもって太刀打ちできませんでした。日本に戻ると、またバタバタした日々に逆戻りしてしまいましたが、肌の調子がすこぶる好調なので、湿気の多い日本の我が家も悪くないな〜なんて思ってしまいました。

まぁ、ポーランドは本当にいろんな意味でドタバタだったのですが…(涙)。それはまた、いつかじっくり語らせてください。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ