2010/12/14

タイひとり旅〜デンジャラスボート編〜  タイぶらり

翌日。朝は8時に起床。
身支度を整えてチェックアウトをした後、バンコクを後にしどこか別の場所へ向かうことにしました。
旅行中ずっとバンコクにいようかな〜とも思っていたのですが、滞在するにつれ、だんだん他の町にも訪れてみたくなったからです。

「戦場にかける橋、カンチャナブリーに行くか、遺跡のある世界遺産アユタヤに行くか」
「どーちーらにしようかなーかみさまのーいうとおりー」
「あっ、アユタヤになった」

指先は見事アユタヤに…というわけで、アユタヤに決定。

移動にはバスを使おうかな〜とも考えていたのですが、私は電車の方が好きなので、電車で移動することにしました。電車を選んだおかげで後にふんだりけったりな出来事に遭遇するはめになるとは、その時の私は想像もしませんでした…(涙)

タイで一番大きな駅ファランポーン駅に到着し、とりあえずビールを飲んで「何時だったっけなぁ」と時刻表を眺めておりました。すると、金持ちそうな格好のオバサンに話しかけられました。

「あなたって、スキンケア何を使っているの?」
「えっ」

バンコクに来てからというものの、やたらとこのように肌やら顔やらについてのツッコミをうけることが多かったので、思わず返答してしまいました。

「別に…なんにも」

念のためエリカ様ばりに超不機嫌に答えてみたのですが、オバサンはなおもしつこく尋ね続けてきます。

そして…。

「私たちも観光中なのよ。これからどこに行くの?」
「アユタヤだよ」

警戒心を失ってしまい、普通に返事をしてしまいました。

「えっ?アユタヤ?電車でいくのかい?」

するとオバサンの横から、これまた爽やかな青年が話しかけてきました。

「僕たちマレーシアから二人で旅行に来ているんだ。あ、ちなみにこれは姉だよ」
「…へぇ」

(…まったく似てねぇ)

警戒心が再燃しつつも、一応一連のやりとり(挨拶)をすましました。

「電車はね、やめた方がいいよ。タイの電車ってすごく遅れるんだから」
(出やがったな、ツーリスト詐欺め)
「調べたけど一日に30本以上あるってよ」
「いや…僕はアユタヤに去年電車でいったんだけど、鉄道は本当に遅れててアテにならなかったんだ」
これは後の実体験も含めまぁ本当。歩き方にも書いてあったし、いろんな人から聞いていた。
「バスの方がおススメだけどね。なんたってラクだし、遅れることもあまりないし」
これも人からそう聞いていたので、恐らく本当。

「ふーむ」
(こいつらツーリスト詐欺じゃなくて、本当にいい人なのかな?)

「バスにしようかな〜」
「その方がいいよ。僕は帰りをバスにしたから」
「じゃあバスにするよ。ご親切にどうも」
そういって、バスターミナルの方へ歩き出すと「まてまて」と慌てて私を止めに来る二人。

「そっちのバスターミナルは分かりにくい。川を渡った向こう岸から出るバスの方がおススメだよ。ここからの方がアユタヤへアクセスがいいんだ」
「えっ?そうなの?」
「そうそう、僕はアユタヤに行く時はいつもここから乗るよ」

私はすっかり「ツーリスト詐欺」という疑念を頭から消し去り、こいつら二人組みを「バンコクに詳しいマレーシア人」にステップアップさせてしまいました。

「ちなみに僕らも旅行にきてバンコクを観光中なんだ。僕らは川沿いのミュージアムに行く予定なんだけど、一緒にいこうよ」

「うーん。そうだなぁ」
(確かに駅のバスターミナルは分かりにくそうだし…)

「じゃきまりね」
「おい!まだ決めてねぇっつーの」
やや強引にタクシーに連れ込まれ、三人でボート乗り場に向かいました。
話によると、青年は27歳、姉は30歳(絶対嘘)マレーシアのクアラルンプールに住んでいて、まとまった休みが出来るとよく旅行に行く。タイは3回目で今日は最終日。最後の観光を満喫中なのだと。

にしてもこの二人、やたらと母国で良い仕事にでもついてんのか、生粋の金持ちなのか、とにかく身なりが良い。
オバサンの方はどうひいき目でみても30歳には見えないが、ルイヴィトンのトートバッグにシワのないチノパンと、オレンジ色のカットソーを着、よく磨かれたパンプスを履いている。マニキュアがキレイに塗られているし、髪の毛もしっかり白髪染めをしてあって、マルサの女に出てくる宮本信子のような髪型をしている。口紅をひいているし、ファンデーションも塗っているしでそれなりに化粧をしている。歯並びもキレイである。

青年の方は、日本人に近い顔立ちで、髪の毛は短くさっぱり整えてある。カバンはエルメスのトートバッグで、白いカッターシャツに、ケミカルジーンズ、靴はナイキのチェックのスニーカーと日本人の若者に近い格好をしている。キレイな歯並びで白い歯だが、鼻毛は気にしないのか気づいていないのか、右穴から2本と左穴から3本出ている。

何の仕事をしているのか尋ねると「ああ、マレーシアで銀行員をしているよ」という。
ここで一瞬「銀行員?どこかで聞いたような…」と思うも「へぇ、お金持ちなんだね」と返答してしまうわし。

そしてチャオプラヤー川に到着。
(ああ…昨日はこれに乗って死体博物館やワットポーにいったなぁ〜)なんて思いながら、観光客の乗ったボートに乗ろうとすると…

「違う違う。そのボートはバスターミナルの方へいかないから。もう少し待とう」
と鼻毛が言う。

「ふーん」

まぁいいか、ととりあえず3人でバスターミナルへ行くボートを待ちます。その間、無口になっていくマルサに対し、どんどんテンションがあがる鼻毛。
そして「連絡先を教えるからここにメールをしてほしい」とメールアドレスのメモを渡されました。
そのまま紙を尻ポケットに突っ込むと、
「フェイスブックしている?アドレスを教えて」
「…」
ウィルスでもまかれたら困ると思い、しれっと滅茶苦茶のアドレスを書いときました。

「マレーシアに旅行することがあったら連絡してね。おっと、来たみたいだ」
ボロボロのボートがギーギー音を立ててやってきました。

「これで行こう!」
そして鼻毛がなにやらタイ語で頭に話しかける。タイ語なので何を言っているかさっぱり分からないが、とりあえず話しはまとまったようである。

「いくら?」
といつも絶対絶対聞いていたことなのに(こんなボロボート、せいぜい100バーツ程度だろうなぁ)と勝手な思い込みをして、何も聞かずにボートに乗る。

「や〜いいね〜!最高だよ」
妙にテンションの高い鼻毛。舟はぐんぐんスピードをあげて飛ばします。ここで、鼻毛が「さっきコンビニで買ったんだ」とお菓子とビールをくれたので、腹も減っていたしばくばくたべて飲みまくる。すると、抱いていた警戒心が更に薄れ、

「わ〜ボートって最高!」

私も鼻毛以上にテンションがあがる。

ボートはどんどんどん奥の方へ進み、スピードも落ちてきました。周りに観光客の乗ったボートはなくなり、見える舟は貸切ボートらしきものだけになりました。
そこらへんに沈没寸前の家や、水面で傾いた家が見え始め、窓には洗濯物がなびいています。
このときの私は「一体どこまで連れていかれるんだろう」という不安よりも「こんなところでバンコクの生活を垣間見れるとは!」という喜びのほうが大きく、どんどん楽しい気持ちになっていきました。

すると鼻毛が突然お菓子を川に放り投げ始める。何をやっているのか聞くと
「ほらほら魚!」
日本語で言う。
「えっ?」
怪しさが再燃しつつも、果物やらお土産を乗っけたボートが近づいてきたので、そっちに気がとられてしまう。

何かいるか言われたけれど、何もいらなかったので「いらないよ」というと、マルサが水と土産ものらしきキーボルダーを買う。

「ところで荷物はそのリュックだけ?」
「そうだよ。貧乏旅行だからね」
すると、ここであれだけなんでも私の話に相槌を打っていた鼻毛が、聞かなかったことのようにプイッと向こうを向く。

「…」

(もしや…もしや…)

「うじぇをむぅういてありゅこうううう♪」
突然鼻毛が坂本九の「上を向いて歩こう」下手クソな日本語で歌いはじめる。

「なんで知っているの?」
「ああ、僕の友人に日本人が多いからね。教えてもらったんだ。それに父さんは成田に住んでたことがあるから、日本語は少しはわかるんだ」

「えっ…」

(おいおい…なんだかこいつ怪しいぞ…)

「こんなのだって知ってるよ。みやじゃこーです!」

今度は雨上がりの宮追のマネをはじめる。

「…」

更に、奥まってきた川の部分で、水に沈没した家とヤシの木を見つけたので、記念に写真を撮ろうとすると…

「ノー!写真はだめー!!!」

突然顔を手で覆うマルサ&鼻毛。

「僕らをとっちゃだめー!」
(別にてめぇらなんてとらねえよ)と思いつつも「何で?」と聞くと
「マレーシアでは写真を撮っちゃ行けない日があって、今日がその日なんだぁあ」

鼻毛とマルサはおっしゃる。

(はぁ?聞いたことねえよ!!)

「でも、僕はフェイスブックには顔をのせているからあとで探してね!」
「はぁ…」

(怪しい…)

そして、鼻毛とマルサが行くといっていたミュージアムをとうに通り過ぎ、舟はどうやら終点にたどり着いたようであります。

「さぁ。着いたよ。おじさんいくらだい?」
じじいと鼻毛がなにやら会話をしたあと

「一人5500バーツ(日本円にして約16500円)だよ」

出たぁあああああああああ!!!!

やられた!!

「どうしたの?」
白々しく尋ねてくるマルサに
「一体どういうことなのよ!あんた!!!5500バーツって!!」

ノムラ、物凄い勢いで英語をまくしたてる。普段英語が下手クソすぎて、ほとんど喋れないというのに、べらべらべらべら、まぁ単語が出てくる出てくる。

(おー!窮地に陥るとこんなパワーが!?)
もう一人の私は怒る自分を冷静に観察し、新たな発見を楽しんでいたのですが…。

「ないものはない!」
言い切ると
「大変だ!お金を払わないとこいつら僕たちのことここから落とすって!」
「!!!」
みるとジジイの顔つきがみるみる強張り、怒った顔でわけのわからない言葉を怒鳴っております。

「危険だよ!危険だ〜!」
鼻毛&マルサ騒ぎ出す。ジジィ物凄い勢いで怒り、舟を揺らす。

(ギャー!これは本当に落とされるかも!)
「分かった!払うから払うから堪忍して堪忍してー!」

そこで隠し持っていた財布から5500バーツを!!!…泣く泣く支払う私。

「これで安心だわ」
続いて支払うマルサ&鼻毛。

「ぶわっ!!!」

ボートを下りてからも、失った大金&こんなもんに騙された自分のアホさに、怒りと悲しみでいっぱいになりました。

「本当に怖かったね!あっ、ここだよ。ここ。アユタヤ行きのバスは」
「あとでメールするから!君もしてね!じゃあねー」

「あっちょっ…」止める間もなくタクシーで走り去っていくマルサ&鼻毛。

「わああああああん!あいつらグルだー!騙されたぁあああああ!」


その場で大泣きしてしまいたい気持ちをこらえながら、とりあえずミニバスに乗りました。
横に座ったおばさんに愚痴ると、何をいっているのかわからないという顔をしながらも笑顔で聞いてくれました。

いつも地球の歩き方の「旅行トラブル集」を読んでは「ははは、アホだな〜こんなのに引っかかるなんて」と笑っておりましたが…。

まさか私がひっかかるとは…。涙
しかも5500バーツってあんたね、下手したらタイ人の月収やがな。

今までどんな国でも詐欺などに引っかかったことがなかったので、自分を過信しすぎていました。ぐすん。

がしかし、自分が窮地に陥ると英語をぺらぺら話せること、そしてある意味体験したくてもできないデンジャラスボートに乗れた…。そして、話かけてくるヤツは全員なんらかの悪意があるということが分かった(タイの場合は英語)ので、プライスレス。と納得させることにしました。

何より自分は貯めたマイルの特典航空券(タダ)でいっているのだからよ…。
「デンジャラスボードが航空券代だと思うことにするかなぁ〜あはは」
と自分を慰め、気をとりなおすことに。

が!私をなめんなよ!マルサババァ&鼻毛野郎!

いつか絶対に一連の出来事をネタにして復讐してやる!!!!


そうこうしているうちにアユタヤに到着。地球の歩き方に乗っていた大型のホテルに行ってみると宿が空いていたので、とりあえずここに泊まることに。
アユタヤで一番大きなホテルでそこそこ高級らしいのに、デンジャラスボートよりも安い1400バーツ(4200円くらい)で泊まることができました。
フロントのお姉さんが親切だったので、先ほどの「詐欺師」のことを思いっきり愚痴っていると

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このようなものを頂きました。

結局プライスレスとネタにしてしまい行かなかったのですが、アユタヤ近郊で何か犯罪などに遭われてしまった方は参考にどうぞ。涙

この日は何をする気も失せてしまい、ホテルで過ごすことに。ついでにたまってしまった仕事に取り掛かり、夜はコンビニでビールを買い込んで眠りにつきました(涙)

つづく
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2010/12/14

タイひとり旅〜死体博物館編〜  タイぶらり

〜バンコク二日目〜

ホテルの宿泊をもう一日伸ばしてもらい、町の中心に出かけることにしました。
地下鉄の最終駅、サバーンタークシン駅に降りてから、サートーン舟場に降り、舟を使って市内を移動。
チャオプラヤー・エクスプレスボート沿いには、王宮や中華街などの観光名所が多く点在し、効率よく観光スポットを巡れるようになっています。
そして私のタイの一番の目的、死体博物館へも舟からの方が俄然アクセスがしやすくなっており(というか舟からでないと行けないようである)遠回りをして、舟の旅を楽しむことに。

二日酔いで頭がガンガンする中、ヨロヨロと舟乗り場を目指し、とりあえずワットプラケオまでのチケットを購入しました。(頭が痛くて何バーツだったか覚えていないが、10バーツもかからなかったような気がいたします)

観光客をたくさん乗せた舟は乱暴な笛の合図とともに出発。水しぶきをあげて飛ばしまくります。

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「わ〜楽しい!」と甲板(?)らしきところで外の景色を楽しんでいたら、コーヒー色に濁った泥水が、顔にかかる!かかる!
激しく揺られていると、だんだん気持ちが悪くなってきました。
酔いを醒ますためにど根性ガエルのテーマを口ずさんでいたら、いつの間にやら最寄り駅のター・チャーンに到着しました。
ワットプラケオへの行き方がまったく分からず困りながらも、とりあえず皆が歩き出す方についていくと、西洋人の人だかりと、建物沿いに続くたくさんの露店を発見。

「もしやここがワットプラケオ!?」

露店のオジサンに訪ねると、ワットプラケオに間違いないようであります。迷わず目的地までにたどりついたことにしばし感動するわたくし。

でもって「ワットプラケオ」通称エメラルド寺院を眺めていたのですが、あまりにもド派手な装飾すぎて私の胸に訴えかけてくるものはありませんでした。

350バーツも入場料を払ったというのに…非常にもったいないことですが、15分たらずで寺院をあとにし、今回の旅のメインである死体博物館へ向かうことにしました。

舟乗り場で「死体博物館へはどこの船を使ったらいいのかしらん」とウロウロしていると、親切なお姉さんが「どこに行くの?」と話しかけてくれました。

「死体博物館(シリラート博物館)に行きたいのだけど」
「ああ、それならこっちよ。この渡し舟に乗るの」

お姉さんに礼を言って、3バーツを払い、適当な作りの舟に乗り込みました。

「バゥウウン!!」
ぶっ壊れそうなくらいに大きなエンジン音を出しながら舟は出発しました。そして5分も経たないうちに向こう岸へ到着。

「えっ!?ここ?ここなの?」
キョロキョロしていると「ここが終点だから降りるのさ」的なニュアンスの言葉を、隣に座っていたタイの男の子に言われました。

「えっ?ここに本当に死体博物館なんてあるの?」

首を傾げながらも舟から降りると、彼の隣に座っていた女の子が
「シリラートでしょ?ここから直ぐよ。真っ直ぐ突き当たって左に曲がると着くわ」
と親切にも教えてくれました。
やはりここが死体の最寄駅なのは間違いない!

お礼を言って、教えてもらった道を真っ直ぐに歩き始めました。が!待てど暮らせど死体博物館らしき建物は見つからない。

「何故だ!30分もこのへんをうろちょろしているというのに!」

困り果てて、露店でショッピングを楽しんでいた女の子たちに死体博物館の行き方を尋ねました。が、私の下手糞な英語が悪いせいかまったく通じず…。

「??」
「歩き方」の死体博物館を指差しても女の子達は
「??????」
更に首を傾げるばかり。

(わわわ…これ以上変なヤツと思われたくねぇぞ)

「なんとか探してみるぜよ、せっしゃに心配はご無用。コープンカープ」

とめちゃくちゃな日本語で礼を言い、とりあえずもと来た駅に引き返そうと、地図を見ながら歩いていたら、後ろから先ほどの女の子たちが駆け寄ってきました。

「ん?」
「こっち」
「えっ?」
「いっしょに」

本当に!?案内してくれるの!?

「わ〜ありがとよぉおおお!涙」

彼女たち(メーちゃん一味)は学校で日本語を習っているらしく、ほんの少しであれば日本語を話すことが出来るのだそう。
女の子の携帯に、池面のストラップがぶら下がっていたので「誰それ」と尋ねると、タイで人気のアイドルなのだと教えてくれました。(顔から推測するに、日本で言えばNEWSとか嵐とかそのへんか?)皆で名探偵コナンの話をしているうちにあっという間に死体博物館らしき病院前に到着。

看護婦さんが忙しそうに出入りしており、どこからどう見てもここに死体博物館があるようには見えません!(涙)

「親切にしてくれて、本当にありがとおぉ」
と礼をいっていると、中まで一緒にいくよとのこと。

ちきしょー!泣かせるぜ!この子達はどこまで親切なんだ〜!

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(本当に有難う。メーちゃんたちの案内がなけりゃあ、超がつく方向音痴の私には一日かかってもたどり着かなかったことだろうと思います。涙)

死体博物館は病院にあるため記帳をしなくてはいけないのですが、ノートをちらっと見ると、ほとんどがタイ人らしき名前で、あとは日本人らしき名前が数名でした…。私をはじめここを訪れるのは日本人がダントツに多いようです。

二階にあがると、超オシャレな入り口に「ミュージアム」の文字が。
「ええっ!?これが死体博物館?」
と度肝を抜かされながらも中に入りました。

「ここは死体博物館ですよね?」と尋ねると(しつこい)案内のお姉さんは
「ええそうです」
と事も無げにおっしゃるではありませんか。

そんな!こんなにキレイな博物館だなんてがっかりだよ!納得いかねぇよ!と思いながらも、入場料の40バーツを払いました。
が、奥に進むにつれ、部屋はボロくなり展示物も生々しくなって参りました。そして変わった匂いが鼻につきはじめ…。

「うっ、うわ〜!これじゃああああ」

そこには私が夢見た(!?)死体博物館の光景が。

館内は写真禁止なので、以下は私の感想です〜

ガラスケースの中に並べられた頭蓋骨と骨の塊(超適当に並べられている)更に銃弾で打ち抜かれた頭部の写真&頭蓋骨を通り過ぎたら、切断されたうっ、腕が…。切断された部分をまじまじ観察していたらクラクラしてきました。

その後シャム双生児や、水頭症の子どものホルマリン漬けを眺め、凶悪殺人犯の遺体を眺めておりました。
タイで超凶悪犯罪を犯した犯人の遺体が4体ほどガラスケースの中に展示されてさらしものにされているのですが、どうもニオイのメインはこのエリアなようです。(まじでこのへんは変わった匂いがした)
更に、犯人が身につけていた衣服や手錠なども展示されておりました。

他にもタトゥー部分をホルマリン漬けにして展示してあるコーナー、銃弾で打ち抜かれた皮膚の一部(切り取ってある)、ヘビのホルマリン漬けなど。

「…うわああ…確かにグロイなぁ」

「タイに行ったら死体博物館に行かなくては!」と意気込んでいた私ですが、グロさよりも館内に充満する謎のニオイにやられ少々気分が悪くなってきました。

その後もベンチで休憩しながら、横の寄生虫博物館をぶらぶらしたり、津波の事故を再現したグロい蝋人形を眺めたり、更に見るものがなくなって、先ほどのガラスケースに入った骨の数を数えていたりしたのですが…。既に死体博物館に入ってから3時間が経過しておりました。

「もう十分だろ!」
長年夢見た死体博物館は思う存分楽しんだ。
「とりあえずこのニオイから解放されたい!」

というわけで、死体博物館を後にし、元来た舟乗り場に戻って(迷いながらも20分でたどり着きました)今度は、ワットポーに行くことに。
先ほど乗ったボロボートに乗っていると、空気の美味しさに感動しました。

そしてワットポー。大仏様であります。

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さすがに金ぴかの大仏様は神々しく、しばらくその場で拝んでおりました(何やってんだろう)

すると、先ほどチケットチェックをしてくれたおじさんが、「写真とってあげるよ」と親切にも声をかけてくれて、ベストショットの大仏様から(この大仏写真もおじさんがとってくれたもの)大仏様をバックに何枚も写真をとってくれました。私は写真がへたくそなので、本当に有難かったです。

その後、またもやることがなくなり、ベンチでぼけーっとしていたら、タイ人の可愛い女学生に声をかけられました。「英語を話す?」「めちゃくちゃ下手ですが」…てなやりとりのあと

「私たちの宿題を手伝ってくれないかな?」

ええっ!

「今ね、大学でこういうレポートをやっていて…」
見ると、なにやらものすごく難しそうな英語でかかれた教科書とレポート用紙が…。

おいおい、英語どころか日本語も愚かな私になんて手伝えるわきゃねーだろ!

「いくつかの質問に答えるだけでいいので…」
「うむむむ…」

難しそうだ。が、しかし。タイでは既に何人もの方の親切を受けている!

「おっけー!かもんかもーん」
とオッパッピーのポーズをして答えます。

「ではその1.あなたは英語が世界共通語になっていることについてどう考えますか?」
「!!」
いきなり難易度の高い質問。

「えっ…いやぁ、そうだね。うん…」

あまりにも難しい質問だったので、適当に「難しいことだよね」「そう思うよ」など、女の子の意見に相槌をうっていたら、納得してくれたようで、その2の質問、その3の質問に進んでいきました。(その後の質問は難しすぎてもう覚えていない…)

「最後に、今後世界はどうなっていくと思いますか?」

「!!!!!」

私が教えてほしいよ!

これも、「環境がね…」「宇宙が…(意味不明)」などもごもごいっていると、女の子たちは納得してくれたようで
「有難う!これで終わりました」
と答えてくれました。
ああ…よかった。

その後、ホテルに戻り、屋台でトムヤン君をたべ、夜はルンピ二のナイトマーケットへ出かけ、ビールをがぶがぶ飲んで眠りにつきました。

つづく
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