2014/5/6

ニューカレドニア旅行6〜最後のパラダイス〜  ニューカレドニアぶらり

そして。この晩はお尻の傷を一刻も早く回復させるためにも(嘘付けよ)美味しいビールとシーフードを飲み食いしようと、地元でも評判だというレストラン「ル・ミレッティガスコン」へ。

「このお店は超人気なので予約は必須!」ということを聞いてはいましたが、水上レストランも他レストランも予約をしなくとも当日に入れたので(たまたまラッキーだっただけ?)この日も特に予約などは入れず「まぁダメだったらフランスパンでも食べればいいや」と、ぶらりと出かけてみることにしました。

「コンニチハー。予約シテル?シテナイ?」

出迎えてくれたマダムはえらく日本語が上手で、「チョット待ってて下サイ」と言った後、直ぐに席を通してくれました(涙)

中は人気店ということもあり、地元の人や日本人でいっぱい。

ここで私はエビを注文。『天使のエビ』と称されるニューカレドニア産のエビを一度でいいからお店で食べてみたかったのです。

そしてそのお味は…。

「ギャー!うまいー!こんなうまいもの食ったことがない!!」

「わしゃ小便がもれそうじゃ〜!!」

プリプリした食感のあま〜いエビに思わず顔がにやけてしまいました。

帰り際、夜空に輝く満点の星空を前にし、既に尻の痛みが消えてしまったことに気がついた私でした。

さてさて。この日は遂に滞在最終日。
帰国は夜便なので、アンスバタビーチを散策したり町をぶらぶらした後、動物園を訪れることにしました。

が…。

動物園までの交通手段には「ヌメア・エクスプローラー」という主要観光名所を巡ってくれる便利な乗り放題バスが走っているので、当初はそれを利用しようと考えていたのですが…。

一時間に一本来るか来ないかなので、かーなり不便…。おまけに行きはバスに乗ることができても、帰りは更に本数が少なくなるので、活かした使い方を出来るかと問われればかなり微妙なところです…。

さてさて。そんな動物園に訪れた目的はというと…。

「ニューカレドニアの国鳥・カグーちゃんに会いにいくことだーっ!」

園内に入ると…。

野良クジャクがお出迎えしてくれました。

「きゃあああああ!かわいいいいい!」

鳥好きの私は早くもテンションあがりまくりです。

優雅に歩く野良クジャクちゃんを眺めながら坂を下っていくと…。

「居た〜!!!」

「カグーちゃん!!!」

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ペタペタと目の前を歩くカグーちゃん。

「本当に飛べないんだね」

こんなに立派な羽を持っているというのにカグーちゃんは飛ぶことができないのです。

なんでも、天敵がいない平和な国すぎたが故、羽の機能が退化してしまった…と言われているそうですが、現在生息地の破壊や、家畜などに襲われたことなどが原因で数が激減。ワシントン条約によって保護されている絶滅危惧動物なのです。

「いやーん!カグーちゃーん!!!」

そんな絶滅危惧動物のカグーちゃんですが、ここ動物森林公園では大きなエリアに数羽(数えてみたところ5、6羽のカグーちゃんがいた)放し飼いのようにされており(扉は二重扉)、カグーちゃんの様子を間近で眺めることができるのです〜。(日本じゃ考えられない!)

「おいでおいで〜」

カグーちゃんは私の方をガン見したあと、ぷいっとあっちを向いてしまいました。

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ちなみにカグーちゃんは一生涯夫婦揃って生活をする鳥なんだそうです。カグーちゃんたちにとって人間世界では今は珍しくもない「離婚」も遠いおとぎ話の世界のようです。

「仕草も何もかもがかわいいなぁ」

飽きることなくカグーちゃんを眺めていた私でしたが、眼下に見える可愛い鳩が気になったので、更に園内を散策してみることにしました。

なんと!園内にはオウムやオカメインコ、セキセイインコ、キジ、カラス、モモイロインコなどまさに鳥好きにはたまらない!鳥鳥鳥のオンパレード。

「きゃ〜鳥の楽園だ〜!」

などと喜んでいたのですが、

「…」

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彼らを目にした瞬間は思わず固まってしまいました…。

そう、まるでコンビニの前でたむろするヤンキーのような妙な威圧感が…。思わず後ずさりしてしまいました(実際はみんなおりこうでしたが)。

…と、園内には珍しい鳥や可愛い鳥はもちろんですが、広大な敷地内には太古の昔から存在していそうな風格の植物や大木、そしてカラフルな花たちを見ることができます。

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(歴史を感じさせる植物も↑)

フランボワイヤン(日本でいうところの桜的なもののようです)も12月〜3月頃が見頃なのだそうで、時期的に見れなかったものの、キャワワな鳥や植物がいっぱいでこころゆくまで楽しむことができました。

動物園のオジさんにタクシーを呼んでもらい、アンスバタ付近に戻ったあとは、ふたたびビーチエリアを散策し…。

「物価は鬼のように高いし、店はどこもかもが不定期に休んでしまう…」

しかし、今の日本の環境が便利すぎるだけであって…。

「便利なことはもしかしたらとてつもなく不便なことかもしれないなぁ」

まぶしい位に光る星空をぼけーっと眺めながら

「この国は海や星空やのんびりした自然や動物を楽しむ国なのだろうな」

「日本のように便利なものはないけれど、やっぱりここは天国なのかもしれないなぁ」

と思ったのでありました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…と実にだらだら長いこと書いてしまってすみません…。そして読んでくださった皆様有り難うございます。

最初の2日目までは物価の高さに本当に泣きそうになって、「これは日本円で○○円か」などと、ビールひとくちひとくちすらも金に換算してしまう自分にさもしい気持ちになっていたりもしたのですが、海を訪れたり、星を眺めたり、可愛い動物や植物を眺めたりしているうちに不思議なものでだんだん気にならなくなっていきました(物価の高さに開き直っていったということもあるのかもしれないけど)。
イルデパン島やウベア島に行けなかったことは本当に悔しいのですが(涙)負け惜しみのように聞こえるかもしれませんが、やっぱりアメデ島もメトル島も、それからアンスバタビーチの夕日も、見た光景はもう例えようのない美しさだったし、それから満点に輝く星空も、私の中ではどれも「天国」でした。

それからニューカレドニアの動物は、カグーちゃんもそうですが、魚も鳥も本当にのんびりしていて可愛いかったです。

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そしてこの子、ニューカレドニアでは有名なウミヘビなのだそうですが(トリコレイエというそうな)オシャレなストライプ柄の上に、こじんまりとした造りの顔、更に動作も「ほわーん」としていて、のんびりした動きをしているので、見かけるとつい触ってしまいたくなるのですが…。実はハブの何倍もの毒を持つ毒ヘビなんだそうで…。

「毒ヘビですらこんなに温厚だなんて!!!」

とえらい衝撃を受けました。

魚は一緒に泳いでくれるし、ウミネコも近くでコントを披露してくれるし、羽の機能が退化してしまったカグーもですが、動物たちの性格が「ニューカレドニア」という国を体現してくれているような気がしました。

物価の高さや自由旅行がし辛い国故に、気軽に訪れるにはまだまだハードルが高そうですが、また死ぬまでに一度は訪れてみたいなぁ〜なんて思わせる国でありました。

皆様もぜひぜひ!機会があれば訪れてみてください。

現在私はたまった仕事や私生活のもろもろに天国から地獄へダイブ中です(涙)そして滞在中、あれだけ痛みを感じることのなかったおケツもじわじわと痛みが復活中…。一刻も早くおケツを治さなくては(涙)

(更にその後/追記)
ブログを読んだ方から「海の写真が少ないぞ!」とツッコミを頂いたので、何枚か写真をのっけます。ニューカレドニアの海の美しさが伝われば幸いです〜。

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(アメデ島の灯台)

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(ヤシの木の下から眺める海)

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(楽しい海遊び)

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(お昼に歩くアンスバタビーチ)

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(たそがれる鳥さん)
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2014/5/6

ニューカレドニア旅行5〜癒しの国〜  ニューカレドニアぶらり

翌日。珍しく早朝に起床した私。

干し梅をしゃぶりながら「どうしたものか」と考えます。

無駄遣いをしたつもりはなくとも、すべての物価が高い上に、やれビールだ、生カキだなんて食べていれば財布が寂しくなっていくのは当然のこと…。

ただし、フランスパンだけは日本よりも安く買えるので、フランスパン1本をちまちまかじったり(1本といっても3日は持つような大きさです)、スーパーを練り歩き時間差でビールを購入したり(※ニューカレドニアではアルコールが自由に買える時間と買えない時間があったりする)日本から持参した酢こんぶをしゃぶりながら、その日決めた唯一の贅沢(外食)以外の時を過ごしておりました(涙)

この国の物価が高いのは、島国故に輸入に頼らざるを得ないから…とか、島の収入源の大部分を占めるニッケル産業が潤っているせいだとか(まだまだニッケルが大量に掘れるそうな)聞きますが、それにしたって「ふざけんなよ!」と叫びたくなるような値段で何もかもが本当に高すぎます(涙)

その後も、ニューカレドニアらしいお土産を探そうと、ヌメア市内を懲りもせず訪れましたが…。

「これはヘタしたらうちの近所の吉祥寺の駅ビルひとつですべて間に合ってしまうのではないか…」

「有数のショッピングエリア」「プチフランス」のキャッチコピーは果たして本当か?と思わせてしまうほど、コンパクトな町であり、ガイドブックなどにでかでかと書いてある某エルメスも、ニューカレドニア限定品があったり免税店価格だったりとご婦人たちには超お買い得であるようですが、

(120万円のカバンが80万円!?)

スカーフ1枚の値段にも「ううむ」と唸ってしまう始末で、貧乏人の私にはなにひとつ楽しむことができない場所であります(当たり前だろう)。
更に通りにはロクシタンなどのお店も構えてはいるのですが、日本でも買える上に、たいして安いとも思えずで、店内をちらりと見るだけに留まりました。

「いや〜。もともとそんなに物欲はない方なんだけどサァ〜」

ここニューカレドニアにいると…。

あまりの物価の高さに物欲がまったくといっていいほどなくなります(涙)。


唯一ショッピングらしいことを楽しめたのはスーパーマーケット。ココティエ広場から更に先を少し歩いて行くと、大きなスーパーがあるのですが、食料品もビールも通常売られているものよりもかなり安くお買い得でした。お菓子からちょっとしたコスメ系までいろいろ揃っているので、お土産選びもスーパーマーケットがおすすめです。

(でもさすがに朝っぱらからスーパーは開いていないしなぁ…)ということで、この日はマルシェ(朝市)を訪れてみることにしました。

10番の路線バスに乗り、目指すは青い屋根の建物へ。

朝の7時過ぎだというのに、既に地元の人でにぎわっておりました。

果物や野菜、花、パン類をはじめとした総菜、そしてエビやサーモンなどをはじめとした魚介類などが各ブースごとに売られております。

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さながら築地市場のよう。新鮮なとれたての魚介類をホースでバシャバシャ洗うオジさんやオバさんたち。

「さーて、カキはどこかな、カキは」

と、ここで値段を見て呆然…。

「やっ、安い…」

マグロにサーモンにカキに何もかもがレストランの半値以下ではございませんか!

「うわ〜!なんでここにもっと早く来なかったんだー」

早起きが出来なかったことが理由なのは言うまでもございません(涙)

「もうマルシェってば最高!」

キャーキャー言いながら魚介類をしこたま買い込むワシ。

食べ物の値段が安いのはもちろんのことですが、活気溢れる市場の様子を眺めているだけでも楽しいです。市場の周りには出店のようなお土産屋さんもあり、それも町よりも手頃な値段でアクセサリーや可愛い雑貨を売っていたりするので、結構長居して楽しんでしまいました…(皆さんもニューカレドニアへお出かけの際はぜひ!)。

ホテルに戻り、早速ウキウキしながら朝食(昼食?)を。

昨日スーパーで購入した650フランの醤油(高ぇ)を用意し、更にナンバー1ビールに、持参した永谷園のお吸い物をセットすれば…。

「最高!もうこれレストランじゃないの、レストラン」

これで外食の半値以下だなんて(涙)マルシェって本当に素晴らしい!

カキやサーモンをビール片手に頬張りながら天国へとダイブするわし…。

(ああ…やっぱりここは天国だぁ〜)

数時間後。

「マズイ、眠ってしまっていた!」

慌てて水着に着替え目指すはメトル島です。

このメトル島。旅行会社などを通したツアーなどに参加しなくとも個人で行ける島であるという情報を「地球の歩き方」で得ていたので、早速水上ボートの乗り場でもある「プラージュ・ロワジール」へと向かいました。

しばらく乗り場で休んでいると「TAXI」マークをつけた小型ボートが「ぶべべべ」とオナラのような物凄い音をたてながら到着しました。

フランス人のかわいこちゃん二人組が乗りこんだところでタクシーは出発。

「ぶべべべ」と相変わらず物凄い音をたてながら、船はぐんぐんスピードをあげていきます。

船の兄ちゃんがやたらと陽気な人で

「レゲェって最高だよね〜俺っちレゲェ大好きなんだぁ〜」

などと言いながら(英語とフランス語がちゃんぽんだったので、訳にまったく自身が無い)ノリノリで船の中ダンスしておりました。

綺麗な海をふたたび目にし、お兄さんほどではありませんが私もだんだんテンションが上がり、小さくなっていくアンスバタビーチを指差しキャッキャ騒いでいたところ

「で、どぉ?マリファナいかが?」

「…」

すみません、自分そういうの興味ねぇんっす…。

と手をぶんぶん振りながら答えたあとも、

「ギャハハー!」
「でもやっぱ最高〜」

てっきり海のあまりの綺麗さに地元に居るお兄さんまでテンションが上がっていたのかと思いきや…。

「原因はもしや…」

お兄さんはどこまでもノリノリ&ご機嫌な様子でした。

途中のカナール島でかわいこちゃん二人を降ろした後、タクシーは終点のメトル島へ到着。

そしてそこには…。

「うわぁああああ」

思わず口をあんぐり開けたまま叫んでしまいました。

透き通るようなターコイズブルーの海。そして水面に連なる水上バンガロー。

アメデ島とはまた違う幻想的で美しい光景がそこには広がっていました。

早速シュノーケルセットをレンタルし、ザブンと思い切り飛び込みます。

「すごい〜」

もう水族館なんて行かなくてもいいじゃないか。

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仲良く連なるように泳ぐ魚、ゆらゆら揺れるイソギンチャク…。

「ああ…もういつまでも海の中で泳いでいたい!!」

この日はウミガメは見られなかったものの、やっぱり綺麗な魚がわんさかで、飽きもせずあっちにいったりこっちにいったり水中散歩を楽しんでおりました…。

そして…。

「さーてと。ここで休憩でもするかな〜」

日焼け止めを塗り直しがてら砂浜に上がり、そして持参していたナンバー1ビールをプシュッと開け一杯…。

「やっぱり海を見れば見るほど、幸せな気持ちになるなぁ」

そう、ここは無人島。携帯だってない(貴重品の類はすべてホテルにおいてきた)。

あるのはどこまでも続く美しい白い砂浜と海だけ。

あとはアフロが居ればもうそれだけで十分なのにぃいい!!!

「うわー!海ってすばらしー」

ふたたび海に潜るワシ。

「『地球上の生命はみんな海から生まれた…』きっと本当にそうなんだ」

かのジャック・マイヨールの名言をつぶやきながら、素潜りに挑戦してみようかしら?と調子に乗り始めていたその瞬間…。

「ぐええええ!!」

いきなり水中で足がつり

「ぐおえ、だずげでぇええ」

アップアップしながら水中を無我夢中でもがいていたところ、なんとか足場らしきものを見つけた私は、「こら幸い」とそのまま全身を預けたのですが

「ぎゃああああああああああ」

腰掛けた部分には半分化石化したような珊瑚礁の大群が…。

「いったああああああああ!!!」

ぎゃー!なんてこったい!!

慌てて海から貞子よろしく這い上がるも…。

「ひぃいい、嘘でしょぉおお」
「病院に行ったばっかりなのにぃいいいいい」

お尻の例の傷に珊瑚礁の大群がナイスシュート。

「せっかく治りかけだったのにぃいい」

ラッシュガードを装着していたおかげで被害は最小限ではありましたが、ズボンは裂け、お尻の傷にバッチリ響いてしまい、もはや海の中でお散歩どころではなくなってしまいました(涙)。

「はああ…」

(どうしていつも自分はこんな目にあうんだろう…)

うつぶせになりながら、尻を涙目でさすります…。

しばらくべそをかいていた私でしたが、突然可愛いウミネコたちがピョンピョン跳ねながら近くにやってきてくれました。

きゃーきゃーわーわーと、何を言っているのか言葉は理解できませんでしたが、ウミネコたちのやりとりがまるでドリフ大爆笑のコントのように思えてきてだんだん愉快な気持ちになってきました。

(あはは、おもしろい、おもしろい)

笑ったおかげでだんだん尻の痛みも和らぎはじめて来たので、あたりを散策することにしました。

落ちているヤシの実を眺めたり、貝殻を拾ったり、足下にかけよってくる魚を眺めたり…。

「なんてことだろう…」

この国の自然や動物はなんてみんなおだやかなんだろうか。

尻の痛みはどこへやら。

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かわいい動物や自然に癒され、不思議な気持ちになりはじめていたのでした。(つづく)
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