2014/5/6

ニューカレドニア旅行5〜癒しの国〜  ニューカレドニアぶらり

翌日。珍しく早朝に起床した私。

干し梅をしゃぶりながら「どうしたものか」と考えます。

無駄遣いをしたつもりはなくとも、すべての物価が高い上に、やれビールだ、生カキだなんて食べていれば財布が寂しくなっていくのは当然のこと…。

ただし、フランスパンだけは日本よりも安く買えるので、フランスパン1本をちまちまかじったり(1本といっても3日は持つような大きさです)、スーパーを練り歩き時間差でビールを購入したり(※ニューカレドニアではアルコールが自由に買える時間と買えない時間があったりする)日本から持参した酢こんぶをしゃぶりながら、その日決めた唯一の贅沢(外食)以外の時を過ごしておりました(涙)

この国の物価が高いのは、島国故に輸入に頼らざるを得ないから…とか、島の収入源の大部分を占めるニッケル産業が潤っているせいだとか(まだまだニッケルが大量に掘れるそうな)聞きますが、それにしたって「ふざけんなよ!」と叫びたくなるような値段で何もかもが本当に高すぎます(涙)

その後も、ニューカレドニアらしいお土産を探そうと、ヌメア市内を懲りもせず訪れましたが…。

「これはヘタしたらうちの近所の吉祥寺の駅ビルひとつですべて間に合ってしまうのではないか…」

「有数のショッピングエリア」「プチフランス」のキャッチコピーは果たして本当か?と思わせてしまうほど、コンパクトな町であり、ガイドブックなどにでかでかと書いてある某エルメスも、ニューカレドニア限定品があったり免税店価格だったりとご婦人たちには超お買い得であるようですが、

(120万円のカバンが80万円!?)

スカーフ1枚の値段にも「ううむ」と唸ってしまう始末で、貧乏人の私にはなにひとつ楽しむことができない場所であります(当たり前だろう)。
更に通りにはロクシタンなどのお店も構えてはいるのですが、日本でも買える上に、たいして安いとも思えずで、店内をちらりと見るだけに留まりました。

「いや〜。もともとそんなに物欲はない方なんだけどサァ〜」

ここニューカレドニアにいると…。

あまりの物価の高さに物欲がまったくといっていいほどなくなります(涙)。


唯一ショッピングらしいことを楽しめたのはスーパーマーケット。ココティエ広場から更に先を少し歩いて行くと、大きなスーパーがあるのですが、食料品もビールも通常売られているものよりもかなり安くお買い得でした。お菓子からちょっとしたコスメ系までいろいろ揃っているので、お土産選びもスーパーマーケットがおすすめです。

(でもさすがに朝っぱらからスーパーは開いていないしなぁ…)ということで、この日はマルシェ(朝市)を訪れてみることにしました。

10番の路線バスに乗り、目指すは青い屋根の建物へ。

朝の7時過ぎだというのに、既に地元の人でにぎわっておりました。

果物や野菜、花、パン類をはじめとした総菜、そしてエビやサーモンなどをはじめとした魚介類などが各ブースごとに売られております。

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さながら築地市場のよう。新鮮なとれたての魚介類をホースでバシャバシャ洗うオジさんやオバさんたち。

「さーて、カキはどこかな、カキは」

と、ここで値段を見て呆然…。

「やっ、安い…」

マグロにサーモンにカキに何もかもがレストランの半値以下ではございませんか!

「うわ〜!なんでここにもっと早く来なかったんだー」

早起きが出来なかったことが理由なのは言うまでもございません(涙)

「もうマルシェってば最高!」

キャーキャー言いながら魚介類をしこたま買い込むワシ。

食べ物の値段が安いのはもちろんのことですが、活気溢れる市場の様子を眺めているだけでも楽しいです。市場の周りには出店のようなお土産屋さんもあり、それも町よりも手頃な値段でアクセサリーや可愛い雑貨を売っていたりするので、結構長居して楽しんでしまいました…(皆さんもニューカレドニアへお出かけの際はぜひ!)。

ホテルに戻り、早速ウキウキしながら朝食(昼食?)を。

昨日スーパーで購入した650フランの醤油(高ぇ)を用意し、更にナンバー1ビールに、持参した永谷園のお吸い物をセットすれば…。

「最高!もうこれレストランじゃないの、レストラン」

これで外食の半値以下だなんて(涙)マルシェって本当に素晴らしい!

カキやサーモンをビール片手に頬張りながら天国へとダイブするわし…。

(ああ…やっぱりここは天国だぁ〜)

数時間後。

「マズイ、眠ってしまっていた!」

慌てて水着に着替え目指すはメトル島です。

このメトル島。旅行会社などを通したツアーなどに参加しなくとも個人で行ける島であるという情報を「地球の歩き方」で得ていたので、早速水上ボートの乗り場でもある「プラージュ・ロワジール」へと向かいました。

しばらく乗り場で休んでいると「TAXI」マークをつけた小型ボートが「ぶべべべ」とオナラのような物凄い音をたてながら到着しました。

フランス人のかわいこちゃん二人組が乗りこんだところでタクシーは出発。

「ぶべべべ」と相変わらず物凄い音をたてながら、船はぐんぐんスピードをあげていきます。

船の兄ちゃんがやたらと陽気な人で

「レゲェって最高だよね〜俺っちレゲェ大好きなんだぁ〜」

などと言いながら(英語とフランス語がちゃんぽんだったので、訳にまったく自身が無い)ノリノリで船の中ダンスしておりました。

綺麗な海をふたたび目にし、お兄さんほどではありませんが私もだんだんテンションが上がり、小さくなっていくアンスバタビーチを指差しキャッキャ騒いでいたところ

「で、どぉ?マリファナいかが?」

「…」

すみません、自分そういうの興味ねぇんっす…。

と手をぶんぶん振りながら答えたあとも、

「ギャハハー!」
「でもやっぱ最高〜」

てっきり海のあまりの綺麗さに地元に居るお兄さんまでテンションが上がっていたのかと思いきや…。

「原因はもしや…」

お兄さんはどこまでもノリノリ&ご機嫌な様子でした。

途中のカナール島でかわいこちゃん二人を降ろした後、タクシーは終点のメトル島へ到着。

そしてそこには…。

「うわぁああああ」

思わず口をあんぐり開けたまま叫んでしまいました。

透き通るようなターコイズブルーの海。そして水面に連なる水上バンガロー。

アメデ島とはまた違う幻想的で美しい光景がそこには広がっていました。

早速シュノーケルセットをレンタルし、ザブンと思い切り飛び込みます。

「すごい〜」

もう水族館なんて行かなくてもいいじゃないか。

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仲良く連なるように泳ぐ魚、ゆらゆら揺れるイソギンチャク…。

「ああ…もういつまでも海の中で泳いでいたい!!」

この日はウミガメは見られなかったものの、やっぱり綺麗な魚がわんさかで、飽きもせずあっちにいったりこっちにいったり水中散歩を楽しんでおりました…。

そして…。

「さーてと。ここで休憩でもするかな〜」

日焼け止めを塗り直しがてら砂浜に上がり、そして持参していたナンバー1ビールをプシュッと開け一杯…。

「やっぱり海を見れば見るほど、幸せな気持ちになるなぁ」

そう、ここは無人島。携帯だってない(貴重品の類はすべてホテルにおいてきた)。

あるのはどこまでも続く美しい白い砂浜と海だけ。

あとはアフロが居ればもうそれだけで十分なのにぃいい!!!

「うわー!海ってすばらしー」

ふたたび海に潜るワシ。

「『地球上の生命はみんな海から生まれた…』きっと本当にそうなんだ」

かのジャック・マイヨールの名言をつぶやきながら、素潜りに挑戦してみようかしら?と調子に乗り始めていたその瞬間…。

「ぐええええ!!」

いきなり水中で足がつり

「ぐおえ、だずげでぇええ」

アップアップしながら水中を無我夢中でもがいていたところ、なんとか足場らしきものを見つけた私は、「こら幸い」とそのまま全身を預けたのですが

「ぎゃああああああああああ」

腰掛けた部分には半分化石化したような珊瑚礁の大群が…。

「いったああああああああ!!!」

ぎゃー!なんてこったい!!

慌てて海から貞子よろしく這い上がるも…。

「ひぃいい、嘘でしょぉおお」
「病院に行ったばっかりなのにぃいいいいい」

お尻の例の傷に珊瑚礁の大群がナイスシュート。

「せっかく治りかけだったのにぃいい」

ラッシュガードを装着していたおかげで被害は最小限ではありましたが、ズボンは裂け、お尻の傷にバッチリ響いてしまい、もはや海の中でお散歩どころではなくなってしまいました(涙)。

「はああ…」

(どうしていつも自分はこんな目にあうんだろう…)

うつぶせになりながら、尻を涙目でさすります…。

しばらくべそをかいていた私でしたが、突然可愛いウミネコたちがピョンピョン跳ねながら近くにやってきてくれました。

きゃーきゃーわーわーと、何を言っているのか言葉は理解できませんでしたが、ウミネコたちのやりとりがまるでドリフ大爆笑のコントのように思えてきてだんだん愉快な気持ちになってきました。

(あはは、おもしろい、おもしろい)

笑ったおかげでだんだん尻の痛みも和らぎはじめて来たので、あたりを散策することにしました。

落ちているヤシの実を眺めたり、貝殻を拾ったり、足下にかけよってくる魚を眺めたり…。

「なんてことだろう…」

この国の自然や動物はなんてみんなおだやかなんだろうか。

尻の痛みはどこへやら。

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かわいい動物や自然に癒され、不思議な気持ちになりはじめていたのでした。(つづく)
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2014/5/6

ニューカレドニア旅行4〜アメデ島へ〜  ニューカレドニアぶらり

「ついにこの日がキター!!!!」

目覚まし時計のボタンを勢いよく止める私。

「今日は待ちに待った(?)アメデ島に出かけるのじゃ〜」

この日まで私は

「ニューカレドニアで一番最初に入る海は決めているんだ〜!ウベア島かイルデパン島かアメデ島のどれかじゃないと入らないぞ〜」

(だってこの3つはどんな写真を見てもキレイで私が幼い頃から思い描いていた「美しい海」そのもののイメージなんだもーん)

と妙な意気込みを抱いていた私は、アメデ島ツアーのこの日まで海に入ることを頑に自分へ禁じていたのでした(別に女性特有の事情があったからとかそういうワケではない…ってやかましいわ)。

さてさて。
アメデ島ツアーは旅行者の中でもかなり人気の高いツアーであるようで、この日も日本人にフランス人、そしてオーストラリア人、アメリカ人…と観光客でぎっしり。

改めてあの旅行会社のお姉さんが言っていたことが真実だと思うと同時に「こんなに人がいっぱいの中予約がとれて本当によかった…」と心から感謝しました。

モーゼル湾からおよそ1時間。白い灯台の見えるアメデ島に到着しました。

「…ここがアメデ島」

青い絵の具のチューブから白いキャンパス一面にそのまま色をのっけたような美しいブルーが、どこまでもどこまでも広がっていました。

あまりの美しさにしばし呆然と立ち尽くすワシ…。

「海ってこんなに青かったんだ…」

それは私が幼い頃から想い描いていた、「海」のイメージそのまんまでした…。

「あわわわ…どうしよ…」

思わず声が出てしまう。

どこまでも透き通った水を両手ですくいながら、

「ひーん!!ここに来れて本当によかったぁあああ」

神様ありがとう…と、心の底から思いました。

それほど海はどこまでも青く、そしてまぶしいほどの美しさでした。

島のシンボルである灯台にも(解放時間に登ることができる)登ってみました。

が、中はドイツのケルン大聖堂を彷彿とさせる急な螺旋階段で(涙)体力のなさすぎる私は十段ごとに「ヒィ」「ハァ」言いながら、たくさんの人々に追い越されながら20分後…。

247の階段を登りきるとそこには…。

「うおおおおおう」

地上からは望むことのできなかったであろう、美しい島々と海が…。

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もう満足だ、あたしゃここに来れて本当によかったよ…。

風でぐらんぐらん揺れ始める灯台から感動もそこそこ、震えながら帰路(?)についたのでありました。

さて。
ツアーには昼食も含まれており(これは本当にありがたい)ヤシの木登りショーやらダンスショーやら、さまざまなアトラクションがもりだくさんで、飽きずに過ごすことができます。もちろん、このへん参加は自由です。
島内は無人島といいつつもちょっとした土産物やビールが買えたり(※ここ重要)ボートやシュノーケルセットをレンタルできる海の家的なものがあったりします。

お昼ごはんを食べた後。500フランの缶ビールを買ってしまったことに少々後悔しながらも、シュノーケリングセットを借りて人生初のシュノーケリングに挑戦してみることにしました。

「そして遂にこれを使う時がきたか」

フッフッフ。

「水深は10メートルまでOKっす!衝撃にとにかく強いんっす!」とにかく壊れにくいのでお客様のようなおちゃめな性格の方には絶対おすすめっす!と某電気屋の店員さんに推すに推されて購入したカメラを使う日が…。

シュノーケルの付け方がよく分からず息をする部分をずっと鼻の穴にさしていた私でしたが(指摘によりようやく気がつきました)いざ海面に潜ると…。

「ここは!!」

そう…。
そこには水族館でよく見かけたおなじみの魚から、もう見たことも無いようなド派手な魚が楽しそうに泳いでいるではありませんか。

ぼけーっと海の中で立ち尽くしていると、横には大きなウミガメが…。

もしやここは竜宮城!?

「きっとそうに違いない!」

横をスイーっと泳ぐウミガメをバックに熱い血が漲ります。

「イヤッホー!玉手箱はどこじゃ〜」

とカメラの存在も忘れ、ひたすら水中散歩を始めるワシ。

「ニモ発見〜!」
「おお、こんなところにナマコ〜!」

飽きることなく魚やウミガメを追っかけていた私でしたが、肌の痒みと水面の冷たさに、既に時刻がツアー終了間際であることにようやく気がつきました…。

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帰り際。

「楽しかったなぁ」

水ぶくれになりつつあった真っ赤な肌をフーフー冷やしながら、いつもだったら恨めしそうに軟膏を塗る私ですが「またアメデ島に行きたい!アメデ島でシュノーケリングがしたい!」なんて思ってしまうほどでした。

さてさて。
すっかり機嫌を良くした私はホテルに戻りひとっ風呂浴びた後、ゴキゲン状態で、夕食を食べにいくことに。

訪れたレストランは地球の歩き方や各紹介サイトなどに「おすすめ」として挙がることの多い「ル・ルーフ」。
水上レストランになっており、ライトアップされた店内からは魚の様子を眺めることができる…と聞いていたので、「訪れたら一度は行ってみたいなぁ」なんて考えておりました。

頼んだのはマヒマヒとビール、そして生カキ。

「いや〜、うまーい!」

海を眺めながらビールをガブ飲み。味もさることながら、景色も眺めも良く飽きないレストランではあったのですが…。

が…。

「…」

外国に居る気がしねぇ…。

後ろからも前からも横からも…。聞こえるのは、日本語オンリー。

「まさかこんなに日本人の方が居るなんて…」

ニューカレドニアに居る日本人を一同にここに集めたのかしらん?と思ってしまうほど、私をはじめどこのテーブルも日本人だらけ…。

「町に日本人が多いとは思っていたけれど、この店に限っては店員以外全員日本人なのでは」

(森村桂さんはニューカレドニア政府から表彰モノではないか。もう現地に銅像を造ってもらったっていいくらいに貢献したんじゃなかろうか)

なんて思いながらビールをちびちび飲みました。

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(味はおいしいし、店員さんも優しいジェントルだし本当にステキなお店なのだけど…)

旅行の際に地元の人が集うローカルレストランを求めてしまう私はカキの殻をくわえたまま(うーむ)と唸ってしまいました…。(つづく)
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