『宇宙戦争』
監督:S・スピルバーグ
アメリカ 2005

始まって32分あたりのシーン。「トライポッド」の圧倒的な殺戮能力を目の当たりにし、逃げる車中。父親(トム・クルーズ)が息子・娘に状況説明している。注目はカメラアングル。車の左下の地面すれすれから見上げるようなアングルから始まって<走っている>車の周りを2周するんです。その間、カメラの位置は上がったり下がったり。少し車から離れると、カメラと車の間を反対車線の車がビュンビュン通ったり、ガラスをすり抜けて一度車内に入り、反対側のガラスをすり抜けて車外に出たり。2周して車の左後ろに来たところで、車はスーッと離れていく。この間約2分。ワンカット。つなぎ目なし。
これ、どうやって撮った?と思った瞬間、あたしゃ釘付け。
結局、答えは知らないままだけど、スピルバーグってホント、映画を「作る」のが好きな人なんだなーってことはわかった。だってこのシーンは、作る側が「面白いんじゃない?」で作ってるとしか思えないし、アングルのことに気付かなければ誰も気に留めないだろうから。現に重藤君は「全然、気付きませんでした」と言ってたし、でも映画を撮ろうと思う制作者側の人が見ればこういう事はビビッドに感じる気がするし……。
もちろん、他のC.G.ふんだんのシーンも格別です。そしてもちろん話に深さはありません。だって完全「どんぱちもん」ですもの。
That's Entertainment!