ローリング・ストーンズがもうすぐ来日する。
今回もアメリカ〜アジア〜ヨーロッパと、今年の8月下旬まで世界中を回るワールドツアーの一環らしい。
ストーンズが大規模なツアーをやるたびに、「4人合わせて○□△歳のロックバンド」と毎回のように言われる。
中でもミック・ジャガー。
彼は60歳を過ぎた今でも「ロック」するために、毎朝のジョギングを欠かさないという。非常に「反ロック」的だ。そして言うまでもなく彼は戦後最大の大英帝国きっての成金である。そんな「成金」という言葉の持つイメージを「ロック」という名の仮面で覆い隠そうとしていても、ふと仮面の下にその齢がゆえの哀愁にじむ表情などを見たりした時には、ことさらに彼の「反ロック」を感じてしまうのは僕だけではなかろう。
それに比べ、キース・リチャーズは非常にロック的だ。
最近では薬物常習のツケがまわったか、アップ写真などでの面相は、さながらホラー映画のそれのように崩れかけているのにはさすがにぎょっとさせられる。
その昔、ヘロインの過剰摂取で意識薄弱となり、病院にかつぎ込まれたキースは、体内の血液を全交換するという考えられないような贅沢極まりない治療を受け、奇跡的に復活。復帰後の第一声が「これでまたウテるぜ!」だったというエピソードはあまりにも有名だ。
ところで僕は以前に、2回目(東京ドーム)と3回目(大阪ドーム)の来日公演を観に行ったことがある。
その時の印象はというと、ロン・ウッドは「俺は不良だぜ!」と言わんばかりにタバコばっかり吸ってあんまり弾かないし、キースは変なアクションで足をピョコピョコあげたりポーズをとってばっかりでほとんど弾けてないし、チャーリー・ワッツは終盤明らかに息が上がっているようでなんとなくモタついていたし、ミックはなんだか体操のおにいさんみたいだった。
まあそのどれもが昔からのことではあるが・・・。
ここまで言っておいてなんだが、彼らの新譜が出た時にはその発売日に買ったし、もしまた来日の機会があれば恐らく僕はそのコンサートに足を運ぶだろう(今回は日程が合わなかった)。何故なら僕はストーンズの大ファンだからだ。先のように色々言ってしまうのも僕が熱狂的なファンだからである。「ロックファン」というのはその音量に比例してか、なにかと「ウルサイ」ものである・・・と誰かが言っていたが、その通りだ。
その「ウルサイ」ロックファン達がなんだかんだ言っても、40年以上にわたり彼らに転がされ続けている。
ストーンズ・・・まったくもって恐いオッサンたちだ。
今回の来日に際して、改めてローリング・ストーンズのファンであることを実感した。
