映画の好きな両親の影響からか、幼い頃より、いろいろと
観ていたが、いつのころからか、映像そのものよりも、
映画音楽に魅せられるようになった。
小学生の頃だったと思うが、何を思ったか、父親が
4スピーカーの本格的なステレオを購入し、映画音楽大全集
といったレコードを購入した。
当時のあらゆるジャンルの映画音楽が網羅されており、
その多彩な音楽を圧倒的なサウンドで楽しむという贅沢な
ことをしていた。
その頃の家庭の経済状況を考えればありえないことなのだが、
父親はご満悦であった。
私が触れる、ほとんどの音楽は映画音楽で、高校生ぐらいに
なってようやく、洋楽などを楽しむようになったが、基本は
やはり、映画音楽なのであった。
LPレコードのジャケットには、名場面とあらすじが載っており、
まだ見てもいない映画の情景を目に浮かべたりもしていた。
そして、とにかく、映画はよく観に行った。
ロードショーなど、とてもではないが、高くて観ることはできず、
3本たての安い映画館をはしごして、食事を抜いてお金を浮かせ、
一日に9本も観たこともあった。
それぞれの映画のストーリーもごちゃ混ぜになってしまうだろう
と思うのだが、さすがに若い頭は、しっかりとそれぞれの映画に
感動を覚えて、記憶に残している。
今も懐かしい映画音楽が流れると、その映画のシーンが即座に
フラッシュバックしてくるが、ここ何年というもの、映画館に
足を運んだことが無い。
どうしても今ではビデオやDVDとなってしまうのだが、
たまには、映画館でゆっくりとその雰囲気も楽しみながら、
映画を観たいものである。
そういえば、子供ができてからは、春休みや夏休みのアニメ
映画を観るのがほとんどで、一人でとか、カミサンと二人で
映画を。。。なんて余裕はまるで無かったように思える。
映画と聞けば、付いて行きたがるであろうが、デートだと
いえば、子供たちも納得する年頃になった。
今度カミサンを誘って、ゆっくりと観に行ってみようかなと
考えている。