私自身は、「霊感」というものには、とんと縁が無いのだが、
カミサンと娘は、強い方のようである。
時折おかしな事を言うが、私はというと、そんなものかと
思っている。
人の気配がする、誰かが立っていた、こちらをじっと見ている、
などなど、気の弱い人が聞けばぞっとするのだろうが、本人達は、
いたってけろりとしている。
テレビなどで見る、霊能者や、交霊などには、訝しさと
いかがわしささえ感じるが、人によって、そういう感度の違いが
ある事は理解できる。
我が家などは、大阪で一番大きい川沿いであるし、死体が流れ着く
という事もたまにある。霊が通ったとしても少しも不思議ではない。
但し、私自身は、霊と言うよりは、生命の一つの現れのような
理解をしている。具体的活動をしている時が、いわゆる生きている
時で、死んだからといって、生命そのものが消える訳ではなく、
冥伏している状態と捉えている。
つまり、電波のようなもので、あちらこちらにありながら、邪魔には
ならない。が、その波長と、その人の肉体、精神状態との波長が
同期した時、見えたり、聞こえたりするものだと解釈している。
場所によって、電波の強いところもあれば弱いところもあるだろうし、
人によって、感度の高い人も低い人もいるだろう。
もちろん、様々な電波があり、傾向も志向性も異なるであろうが、
何かしら、超常的なものとして捉える必要は無い。
生命が具体的に活動をおこなっている時が生きている時、
次の活動の為に、潜伏して休んでいる時が死んだ後と考えれば、
どちらも生命に変わりは無い。
事実、人を傷つけたり、殺したり、具体的な行動を起こせる、
生きているものの方が、よほど怖いものではないか。
取り立てて、霊魂などと別のものとして捉えるからおかしくなる。
生命の、ある状態であるにすぎないと思うのである。