カミサンは、掃除、洗濯、料理、後片付など、家事全般が
苦手で、嫌いとさえ豪語するのだが、一通り頑張っている。
掃除や、片付けなどは、今でも私がした方がスッキリ
するのだが、料理の腕は格段に上がってきた気がする。
結婚当初は、それこそ、お湯を注ぐだけ、電子レンジで
チンするだけといった、料理ともいえないありさまで
あったが、少しずつレパートリーも増え、今では何を
作っても美味しい。
子供ができてからというもの、栄養のバランスを
考えるようになり、肉、野菜、魚、煮物、揚げ物、焼き物と、
様々な料理に挑戦しはじめた。
女性にとっては、料理上手が、結婚のひとつの条件のようにも
云われて来たが、日々の生活の中で、基本となる食事の
大切さを思うと、あながちバカには出来ない要素で
ある事には間違いない。
仕事から帰って、口に合わないものや、同じ様なものばかりを
出される事ほど苦痛な事は無い。
ただ、ひとつ言える事は、料理が上手であるという以前の
問題として、味付けが合っているかどうかという事がある。
薄味、濃い味、人によって好みは様々で、これが合わないと、
せっかくの料理自慢が台無しになる。
外食は概して味が濃いように思えるし、毎日の食事が
外食となると、すぐに飽きてしまうだろう。
この点、カミサンの味付けは、幸いな事に私の薄味好みに
見事にはまっている。
味付けが申し分無いので、何を作っても美味しく感じる。
飲んでいる頃は、味も何も関係無かったし、食事自体が
どうでもよかったのだが、今や、食欲旺盛となった
自分にとって、家で出される料理が美味しいという事は、
何よりのことなのである。
仕事帰りに、今夜はなんだろうなあと、密かに楽しみに
している自分がいるのである。