2007/9/24
「湖面に沈んだ少女」
冷たい水が 肌を包む
温かい光が 遠ざかる
"待って"
そう言いたかったのに
私の喉からは音が出なかった
そうだ
私の声は 神様にあげたの
だから 私は必死に泳いだの
でも 湖底で踊る海藻達が
私の脚に 幾重も絡み付いて
それを 振り解こうとしている間に
光は 居なくなってしまったの
あれから 何百年も経ったけど
湖底には 光は来ないのよ
《少女は湖底で静かに瞳を閉じた》
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