畑うつやうごかぬ雲もなくなりぬ(蕪村)
ager colitur,
nubes immobilis
abiit.
畑は単数か複数かと問われたら、間違いなく単数。山懐の人里はなれた畑で、男がたった一人で、黙々と畑を耕している。徒歩で旅する詩人が畑を望む木陰でちょっと長すぎる休憩を取っていると、あんなにも立派だった雲(入道雲ではない。積雲ぐらいがちょうどいい)がいつのまにかなくなっている、という感じでしょうか。羅訳は、うつを受動相にした以外は例によって直訳。すんまへん。
蕪村に関するネットリソースとしては、ヴァージニア大(大系本のテクスト部分を掲載)サイトと並んで、佐賀啓男氏の著作が重要なのですが、後者は検索エンジンのキャッシュでしか現在は見られないのが非常に残念。
ps Lが一個多かったのを訂正・・・。