Inter omnes qui recentibus diebus Latine scribant, certe ego pessimum esse puto. Sed dum vivo, hujus linguae peritus fieri non potero. Itaque sententias mendis plenas hic scribam.

2006/4/7

遅き日のつもりて遠き昔かな  

遅き日のつもりて遠き昔かな(蕪村)

dies lenti sequuntur,
tantum longuinqua
vita anterior est.

改訳

dies lenti accumulantur
tantum longuinqua
vita anterior est.

sequorって他動詞だったのねん・・・。accumulateから直訳でaccumuloを使うという、極めて安易な発想です。


nekojita氏のサイトにあった仏訳をパクりつつ、さらにこちらを重ね合わせつつ、って、もう原文とは程遠くなってます? でも、anteriorには時間的な意味もあるかどうかはいまいち不明。

ちなみに、nekojita氏の作品はすごく面白いです。まだちょっとしか読んでませんが、Delires d’initie’中の

un cas pas cite’
un cas pas bleu
ni cardiaque ni schtroumpf
un homme un gnome
un nain rit jaune
Arizona blues

引用されない事例
青くない事例
心臓病患者でもなくシュトルンフでもない
男、土の精
小人が笑う、黄色い
アリゾナブルース

これは五七調に載せた言葉遊び。5/4/7/5/5/5かな。一行目にはincapacite’(無能)が、二行目にはincapable(無能な)が隠されています。三行目の七音目はschtroumpfのみ。これは漫画のキャラクターのようで。青いです、これ。でもって一音節です。黄色いブルースって矛盾したフレーズが格好よく、また、2行目の青とも絡んでますね。bluesは「憂鬱」という意味でも使われるようで、そうなると全体のつじつまがなんとなく合ってもきます。

そのほか

tank'a (A戦車!)

では、5/7/5/7/7に合わせて、脚韻をふみつつ、大仰なことを半分ふざけて書いちゃってたりするところとかもうまいなぁ、と。

俳句の羅訳をはじめてから外国の短詩形文学もちょこっと読むようになったのですが、こうしてみると、俳句も短歌も日本人の占有物では既になくなっているような感じがします。だから蕪村を羅訳してもおかしくない、などという気は毛頭ございませんが。
0





2006/4/11  20:28

投稿者:dodescaroca400

コメントありがとうございます。こんなこと、してマス!ラテン語は語順が自由なので、以外に詩歌の翻訳に向いてるんじゃないかとも少し思うようになりました。

2006/4/11  5:12

投稿者:barazusi

よくわかりませんが、こんなことしている人がいるんだなと感心。また来たいですね。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




Powered by teacup.ブログ “AutoPage”