2011/1/3

(二日遅れの)あけましておめでとうございます!(白石夢)。  テニスの王子様

今更ですが、
あけましておめでとうございますッ

相互して下さっている皆様、ご訪問して下さる皆様、たまたま迷い込んでしまった通りすがりの皆様も!
昨年は大変お世話になりました^^
皆様のお陰で何とか一年やり遂げることができました。

ダラダラ願望のままにやってきた当ブログも、多分今年今月18日をもって二周年を迎えます。
わお←

今年は恐らく今まで以上に更新難しくなると思われます><
勝負の年です!
しかしパソ子、萌、二次元、皆様依存症な私ですので、
どうか時間が空いた時にでも構ってやって下さいね。

今年もどうぞよろしくお願い致します。
皆様、よいお年を!
餅は詰まらせてはいけないよww(黙)

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…はい、失敗しましたww
ちょちょぎれているのは白石くんですvv

今回の夢が白石君連載(スターチス)の番外編ネタなんで描いてみたんですが、見事撃沈←
白石くんがあまりに残念なことになったので、泣く泣くカット。
全く、何のための夢絵なんだか(蹴)

結局主人公像を曝して終わりましたが、これでイメージが膨らめば幸いです。
幸い、です大事なことなので二度言いました

では、お目汚しを失礼したところで、
読んで下さる方!
本編からどうぞ。





 目眩がするような人ごみの中、雅は冷え切った手を暖めようと、申し訳程度に息を吐きかけた。
 気休めにしかならないことは分かっていても、せざるを得ない。
 それくらい、寒かった。

 こんなことなら手袋をしてくるべきだったと家を出る前の自分を責めるが、今更どうにもならない。
 悴む手を握りしめて、一向に進まない行列を見つめた。
 賽銭箱前にたどり着くまで、まだまだ先は遠そうだ。
 ぬくぬくと炬燵に入っている時の記憶が鮮明に蘇り、直ぐにでも帰りたくなる。

 マフラーを巻き直そうと手を回すが、感覚が鈍くなった指先では上手く事を運べなかった。
 そんな雅を見かねたのか、隣から手がのびる。



「ちょっとじっとしといてな」



 冷たい空気を震わせて鼓膜へと届いた振動に、身体が固まった。
 自分以外の温度が指を掠める。
 動けずにいる雅をよそに、マフラーの端を攫った手は要領よく彼女の首にそれを巻き付けた。

 暖かくなった首もとに手をやると、少し睫毛を伏せて唇を開く。



「…ありがと、白石」



 じっと視線を落としたままの雅の言葉に、隣の温度が微かに揺れた。



「どういたしまして。やっぱ人多いなあ…全く進まへん」

「まあ、元旦だしね」



 クラスメートである白石の言葉に頷きながら、そちらに意識を向ける。

 彼の気遣いなのだろう。
 弟が会いに来れず年越しも一人だと知るや否や、大晦日も一緒に過ごしてくれた。
 クリスマスに涙を見せてしまった事を思いおこし、顔に集まる熱に軽く頭を振る。

 結局そのままの流れで初詣まで来てしまったが、彼の人気を認知しているからこそ、今の状況はプチ恐怖だった。

 どうか知り合いがいませんように。
 嬉しさと不安との葛藤の中、寒さで血の気を失った手を再び口元に持ってくる。

 体内で生温くなった空気を吹き付けようとするが、不意に見慣れた白が視界に紛れた。



「ただでさえ寒いんや、これは辛いやろ」



 包帯に包まれた手が、素手の左手を浚う。
 既に感覚を失ったはずの指先が、その温度と触れ合う箇所だけジンジン痛んだ。



「ちょ、白石…!?」



 慌てて振り解こうとするが、上手く力が入らない。
 微かに震える雅の手に、白石は困ったように微笑んだ。

 ほんま、意地っ張りな子やなあ。



「氷みたいやん、これじゃあお賽銭入れんのも一苦労やで」



 握られた自分の手にぼんやりと焦点を当てながら、クラクラする脳に鞭を打つ。
 
 気付いた点がひとつ。

 雪がちらつくこの温度の中で白石の手がこんなにも温かく感じるのは、自分の体温の低さと、彼の体温の高さのギャップによるものだ。
 白石の手が温度を失っていないのは温度を逃さない為の工夫を施してあったからであり、実際、彼は黒い手袋を装着していた。
 しかし現在、雅の瞳に映る白石の左手は、普段目にする包帯を纏っているだけだ。

 はて、手袋は何処に。
 思考を巡らせる前に、その答えは差し出された。



「少し大きいやろうけど堪忍な。ないよりはマシやろ」

「え…?」



 手を覆うモコモコした感触に、目を見張る。
 温もりの残る漆黒のそれは、先程まで白石の左手を守っていたものだ。

 彼の右手とお揃いの黒い手袋が自分の左手にはめられたのを認識するなり、大きく首を振る。



「待って、いいよっ白石が寒くなるし!」



 自由な右手で手袋を外そうとするが、今度は右手がやんわりと掴まれ、阻まれた。
 思わず視線を上げると想像通りの笑顔とぶつかる。

 いつもの綺麗な笑みが悪戯っぽく変化した。



「飴凪さんのことやからそう言う思たわ。やから片っぽずつ、これなら文句なしや」



 己の右手をひらりと振る白石に、うっと詰まるが、ここで退くとまた彼のペースだ。
 元々負けず嫌いな雅が大人しく承諾できるはずもなかった。



「っでも、それじゃあ左手が冷えるよ」



 懸命に反論してくる姿を微笑ましく見返すものの、そんな彼女の切り返しも予想済みだったらしい。
 待ってましたとばかりに唇の両端をつり上げる。



「せやなあ。それは俺も考えとったんやけど、今思いついたわ」

「何を、」



 目を瞬かせる雅を前に、白石は握ったままの彼女の手を軽く掲げた。



「手繋いどったら温かいと思わへん?」

「!…っ思う、けど」



 こ や つ … !

 軽く首を傾げながらも確信めいたそれに、堪らず視線を外す。
 顔が、熱い。
 自由の身となった左手で、マフラーを口元まで引っ張り上げると、大きく余分を持て余した手袋が嫌でも視界に入った。

 白石が着けている時にはピシリとキマっていたそれも、雅の手ではよれよれだ。
 男の人の手はみんなこれくらい大きいんだろうか。
 改めて意識すると、何となく気恥ずかしかった。

 不格好な手を見つめていると、鼓膜がいつもの振動を捉える。
 普通なら見逃しそうになる程の些細な揺れは、もう完璧にマスターしてしまったらしい。



「…、」



 チラリと目線を上げると、やはり静かに笑いを堪える白石の姿。



「やっぱちょっとサイズ合わんなあ」

「…ぶかぶかですよ」



 手袋に視線を戻し、少し手を掲げるように上げる。
 いつの間にか忘れた寒さ。

 熱の抜けない耳を誤魔化す意図と、分かりにくい感謝の気持ちを込めて、繋ぐ手にそっと力を込めた。







左手にはアナタの温もり、右手にはアナタの温度


(これ、今年の運勢前借りしてるんじゃないだろうか)
(本間は手袋しとらん姿見てからずっと考えとったんやけど、我慢強いから切り出すタイミングめっちゃ難しいわ)


寒い?何それ。







―後書き―

念願?の初詣ネタですvv
これは寒い中、駅のホームで考えたネタ。

凍えながら「あー、手袋ネタ書きてえ…」ってなって、出来たものです。
だって温もりが残った男物の手袋って絶対温かいと思いませんか(自重)

妄想の中で色々なキャラに手袋渡させるんですよ←
ぶっきらぼうに押し付けるのもいれば、紳士的に譲ってくれるタイプもいるし、照れながらってバージョンも…より取り見取りいいいいいい(退場)

こんな妄想しながらですから寒い中も平気でしたよ、ええ(危険人物)

結局白石君で落ち着きました^^
彼ならこんな風に至ってナチュラルに事を運ぶに違いない。
これなら私、吹雪の中でも長時間過ごせます(きら)(^O^)/殴

悔やまれるのはやっぱり夢絵…!
妄想のままに必死に描きあげたのはよかったんですが、完成した後に気付きました。

…白石君の目元のズレぱねえ…!!!!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/ちーん

しかし約3時間も費やしてしまったので、主人公像だけでもとお目汚し覚悟で掲載。
最後の「やっぱちょっとサイズ合わんなあ」「…ぶかぶかですよ」ってやり取りを描いたつもりでした。

他のジャンルも描きたかったんですが、確実に言えること。
絵は時間かかりすぎっすww
正月的ネタでUPするならやはり文になるかと。

相変わらずの長い後書きですが、お付き合いいただき有難うございました!
これからも当ブログと二人の恋の行方をお見守り下さい^^

さて、では素晴らしい頂き物と素敵フリーを掻っ攫ってきます←
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